2019/02/27
1 保険という名のカモ鍋パーティ。わかってやらないと。あっという間に数百万円が溶けるよ!!
判断を人にゆだねるな
外貨建て保険って「お金を貯めることができるし、保険料も安くてすむよ!」って人気だけど、だまされちゃダメだよって話をしたいなって思います。
とにかく、手数料のデメリットが強すぎる。保険とファンドをセットにして、つくりを複雑にすることで、ヒドイ手数料を実現してます。
なので、セットにさせない。
最終的に、①投資信託(かETF)と、②掛け捨ての保険にわけることで、同じ保証で、もっと、低コストのものに切り替えたらって。
保険って高い買い物で、当然1000万円を超えて払う人もいるので、コストを 10 年で 10%程度低くする検討ってあっていいと思いますよ。それでは、いきましょう!
2 決めゼリフはこれ!外貨建て保険
1 外貨建て保険がなにかを簡単に確認しよう
外貨建て保険:
資産運用でプラスをだして、コスト(保険)を払う
①ファンド+②保険。しかも外貨建て
外貨で積み立てる「①投資信託(ファンド)」に、②保険をくっつけたものです。
一括でまとめ払い、終身保険でスタートする人が多いと思っているけど。
最初に1000万円を払う。ファンドで資産運用をしながらプラスをだして、保険料+コストを払ってきましょうってもの。もちろん、プラスの方が大きいって前提です。元本に上乗せしてかえってくる。
「アメリカやオーストラリア。金利が高いから、お金を貯めることができるし、その分、保険料も安くてすむ」。
たぶん、こんなことを言われるはず。
終身保険だとして、まず、①一生涯の死亡保障が確保できますよ。それと、外貨だから、利率が高い。(外貨では)元本も保証されているから、②老後の生活資金準備に、貯めてみてはいかがですか?って。
メリットは、死亡保障がついているし、貯金もできる。上手くいくなら、いいことずくめです。
2 仕組みを完全に説明できる人が、そんなにいるわけがない。自己責任って言われても納得できないよね。そりゃ、わかるよ
金融庁も、リスクある 3つの金融商品の1つにあげているけど。
①貯蓄性保険商品(とくに外貨建て)
②毎月分配型投資信託
③ラップ運用(とくにファンドラップ)
(引用:平成 27事務年度 金融レポート:https://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf)
はっきり言います。内容を理解せずに契約している人が多いからです。事前説明もそうですが保険営業がリスクを詳細に説明するはずがありません。契約者が高利回りのリスクを理解しないと。>「外貨建て保険」苦情が急増 | 2019/1/19(土) – Yahoo!ニュース https://t.co/H2EitnRwjQ @YahooNewsTopics
— 尾藤克之(コラムニスト)@『文章の技術』出版 (@k_bito) January 18, 2019
普通の商品ならこれでいいけど、外貨建て保険はちょっと違うなって思ってます。後から言うことはいくらでもできるけど、これ、事前知識がないとムリです。
そもそも、お金を持ってないとすすめられないしね。マーケティングとしては、定期預金や退職金のタイミングの60才以上になるんだろうけど。でも、保険屋でも、銀行員でも、話を聞かないといけない。その説明を受けている場面で、すぐ判断できないはずです。
3 外貨建て以前に、ファンドの部分が問題
なぜなら、ものすごい強烈なマイナスがかかるのに、手数料については書いてないから。
外貨建て保険:
資産運用でプラスをだして、コスト(保険)を払う
①ファンド+②保険。しかも③外貨建て(円に直したら元本割れることもある)
外貨建て保険は説明が不十分で苦情が殺到と言うけれど、不十分じゃなくてそもそも理解してないだけじゃ
まあ理解できてない相手に対して契約させるのが問題だとしても相手が理解してる風なそぶり見せてたら判断出来ないし— 実 (@mkusu0831) January 19, 2019
これはあるかもしれないけど。
資産運用でプラスを出していても、ものすごくマイナスがかかってる手数料やコストのところって書いてないんですよ。
最初に1000万円を払って、ファンドで資産運用をしながらプラスをだして、保険料+コストを払ってきましょうの前提のところ。
4 手数料はドル箱だろうけど、わからない
⚠️外貨建て保険の問題点
・年利2〜5%を保証されるが、そもそも初期手数料で5〜10%、管理費等で毎年1〜2%の手数料を徴収されるクソコスト高商品
・当然、外貨を円転する時も0.5〜2%程度の手数料がかかる
・これでもかというぐらいコストがかかるので、大きく円安方向に動かなければほぼ100%損する仕組み
— ゆきママ🇯🇵株&FX戦士・リップラーな競馬王 (@yukimamafx) January 19, 2019
ものすごい強烈なマイナスがかかるのに、手数料については書いてない
複雑にしてるのは、手数料をとるためみたいなところがあって。
買った人には、手数料のフルコースがふるわれます。オードブルから、デザートまで、常に手数料があなたの手元に運ばれてきます。もちろん、為替リスクとは別。必ずかかるコストです。
①まず最初に:初期手数料:5~7%
②入っているときに:維持管理:1~2%
③満期のときに:為替手数料:0.5%~2%
【外貨建て保険の売り方問題2つ】
についてインスタに投稿しました。
インスタ開始当初から言っている想いが日経新聞に載っていて、水を得た魚のようになっています。https://t.co/rJ6LLXwtOr pic.twitter.com/d064tfuqqP— FPみにこ@金融リテラシーUPのために (@miniko_okane) January 13, 2019
米ドルでも、豪ドルにしても、予定利率2%とか書かれるけど。あれって、保健会社から見た利回りです。「予定利率」って、ちょっと言い回し、ひねってあるでしょ(笑)?
その後の、保険とかの支払いや、手数料はわからない。しかも、保険の枠組みって、公開しなくていいんですよ。ファンドと違って。
はっきりした数字はわからないけど。けっこうひどいマイナスがかかっていると言われていて、ちょっと、説明していきますね。
3 貯蓄性保険ってとにかく割高。おすすめできない
1 ファンドの初期手数料は、おそらく5~7%。1000万円なら、のっけから、50万以上マイナスからスタート
外貨建て保険は、けっこう売れているというのと、手数料が高いってのがポイントです
手数料の割合も、ファンドに続く大きい割合をしめています。
こうやってみると、買ったときにかかる手数料って、6%-7%なんでしょうね。
(引用:国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デューティー②:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20160802/02.pdf)
2 お金を貯めたいなら、ファンドの手数料は0.3%以内であるべき…かも?!
ファンドは、ファンドマネージャーが預かったお金を運用する仕組みなので、毎年、維持管理がかかります。外貨建て保険でいえば、1~2%ぐらい。
これはファンドのスタンスもあるけど、資産運用のベースに、手数料が高いファンドは、買っちゃいけないってものがあって。1%を超えるようなものはよくない。額面で検討した方がいいけど、毎年なので、けっこう大きいですよ。
昨今、ファンドの手数料が1%切るものがあるなか、これは取りすぎです。
ちなみに、ファンドの手数料は1%以内ってところは、金融庁の資料が参考になるはず。
(引用:国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デューティー②:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20160802/02.pdf)
アメリカと日本で売れ筋ファンドの比較で、最終的なリターン(平均)は緑のところ。日本0.11%マイナス。アメリカ5.20%プラスです。
で、やっぱりコストが高いです。赤いところ。左がファンドを買ったときの手数料(販売手数料)。右が毎年かかるファンドの運用手数料(信託報酬)です。
一言でいうと、分け前おかしいんじゃないのって思いませんか(笑)?運用したところの手数料は取る。リターンは残さない。お金をだしてくれた人にこれはないよねって。
3 円に直したときの為替手数料もあるよね
【外貨建て保険の売り方問題2つ】
についてインスタに投稿しました。
インスタ開始当初から言っている想いが日経新聞に載っていて、水を得た魚のようになっています。https://t.co/rJ6LLXwtOr pic.twitter.com/d064tfuqqP— FPみにこ@金融リテラシーUPのために (@miniko_okane) January 13, 2019
もちろん、外貨建てだから、満期のときに円になおします。そのときの手数料も、0.5%~2%取られます。けっこう、大きいです。
ここまでが、必ずかかるコストだから、けっこう大きいはず。はっきりわからないんだけどね。
でも、こうやって、①ファンドと②保険をセットにすることで、お客さんにとっては便利になるし、口座の管理や商品の説明が難しくなるので、手数料を高くとってるんですよってロジックです。
やっぱり、手数料のデメリットが強すぎる。保険とファンドをセットにして、つくりを複雑にすることで、ヒドイ手数料を実現してます。
聞かれなきゃ言うわけがないし、詳しい人でも説明は難しいと思ってます。資産運用について、全体的な知識が必要だから。個人的には、20代でこういった説明を受けてもわからなかったと思います。
手数料については書いてないしね。
4 為替もあるよね。
100円→120円:円高で買って、円安で売らないといけない
苦情が分からない訳ではないが、外貨建の商品であれば、為替変動リスクげあり、元本割れのリスクがあるという当たり前のことを知らない加入者も情弱過ぎる気がする。
外貨建て保険に「説明不十分」の声 販売増で苦情も急増:朝日新聞デジタル https://t.co/gUpsAc2jDR
— 白金かんた@投資職人 (@Kanta_Shirokane) January 19, 2019
外貨建て保険販売増で苦情も急増。元本が減るのは外貨建てだからなのだが、チャートとかが分からない奴は理解は無理だ。「保険」というのも不安を利用している所があるので気を付けて付き合いたい。https://t.co/YtgAk5t1xE
— ぷれでた (@predater11) January 19, 2019
ここはさらっと。苦情が増えている理由に、1月の頭にちょっと円高にふれたことも背景にあるはずで。
(引用:楽天証券:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/usd.html)
自分が買ったところよりも、円安にならないと損をします。ここだと、下の赤いところ(円高)で買って、上の緑色の方にいかないとだめ。
これは、5年グラフだけど、100円と120円でも20%ぐらいは動くわけで。2011年に80円を割ったこともあります。
100円を割ってればってところはあるけど。ここ、わからないです。満期のときに、すぐ円になおすのでなくて、据え置きできるタイプかどうかがひとつの判断になるだろうけど。
当てものなんだよね。大体の相場はあるけど。買ったときより、円安になるかはわからない。ここはシンプルに頭の隅にいれとくべきかなって。
4 保険としてもファンドとしてもダメな商品
コスト割高で、外貨建て保険買っているひとのメリットが少ない
だから、外貨建て保険って「お金を貯めることができるし、保険料も安くてすむよ!」って人気。でも、手数料のデメリットが強すぎるって、ダメなところあります。
シンプルに、保険ってお金がマイナスになることだから、それでお金が増えるって。ちょっと変だよなって思った方がいいぐらい。
でも、ファンドの話をしてたけど、外貨建て保険は投資のつもりで入ってないし、利回りを気にしていなんだけど
なるほどね。デメリットが直接見えないと。それはあるかも。でも、保険をかけている人が、割高な手数料を負担しているって、どこで現れるかというと。
貯金としても、保険としても、たいしたお金が入っていかないってこと
たとえば、積立保険は死亡保険金があまりでないです。最初から、掛け捨てにした方がよくて、お金が保険にまわってないからです。
プラス、長期間。いつ解約してもマイナスになります
「保険を解約したくても、現在の含み損が大きすぎて、とてもできない」って人います。
解約した場合の返戻率ってのがあって、100%戻ってくるのは、15年後とか。ある程度の期間がたってから。
途中で解約したときは、数百万損します。
利回りが低いって、お金を長期間拘束されることにつながっていて、買った瞬間から15年以上。いつ解約してもマイナスになります。
これすなわち、激アツ!!!ではない!!
使いたいときがあっても、しばらく戻せない。大損するから。なので、15年とかの期間があるなら、投資は投資でわけた方がいいです。
知るべきって、この外貨建て保険って、保険とファンドを1本にするってことで、べらぼうな手数料を実現しています。しかも、読んでも計算わかりにくいしね。
だったら、最初から、①投資と、②保険はわけた方がよくて。それだけで中抜きされているコストを、①保険と、②投資にいかしてあげることができます。
とくに、保険は高い買い物だから、1000万円を超えて払う人いるってときに、コストを 10 年で 10%程低くする検討は意味があります。
といっても、そんなに難しくはなくて。ちょっとした本を読んで勉強するだけ。
現状の外貨建て保険は、①投資(=ファンド)のところで7%は抜いているから。ならば、ドルや外貨建てで、S&P500に連動する投資信託やETFを買った方が、コストがすごく安い。
15年間はマイナス確定!!にはなりにくい。具体的なところは、こちらの記事を見てみてください。
でも、最終的に、①投資信託(かETF)と、②掛け捨ての保険にわけることで、同じ保証で、もっと、低コストのものに切り替えたらって思います。
だって、外貨建て保険を売っている銀行や保険はこれで、損する事はありません。外貨建て保険を持っている間は、ずっと手数料が入ってきます。
あなたが、金利をせっせと払ってるようなものです。
でも、あなたの「老後の生活のためのお金」でもあるし、「お金を貯めながら、なんかあったときのために保険を残したい」って気持ちもすごく重要で。
それならば、掛け捨ての保険にして、余分のコストを減らす。その上で、浮いた分を、貯金にしてもいいし、投資信託(かETF)にしてもいいはず。
知るべきは、保険や資産運用は、極端に方法を難しくしないってこと。
本で読んでもいいし、ちょっとしたことで差がつきます。けっこう、大きなお金のところなので、時間がかかると思えば、保険のプロに相談してみてもいいです。
たとえば、外貨建て保険はこういうのがデメリットだけど。手数料が高すぎて、「お金を貯めながら、なんかあったときのために保険を残したい」ってニーズを組めてないです。
無料サービスって意味では、保険コネクトや 保険見直しラボなど、プロの保険の人に相談して、自分に合った保険を聞いてみてもいいし、掛け捨て保険を検討するだけでも、後々の大きなお金につながっていくはずです。
保険コネクトは、現加入の見直しとか、複数の保険商品を比較して提案するのが強みです。相談も無料だし、相談した人の約90%が満足と回答しているので、必要なときに最適な保険を提案してもらうのがいいはず。
プラス、保険見直しラボは、訪問型なので、小さな子どもがいる。外出が難しい人でも、無料で相談できる強みがあります。訪問型では最大級なので、こちらも必要なときに、じっくり話をできるって考えるだけでも、なにかのときに心強いはずです。
無料だし、じっくり必要なときにってのがあるので、ホームページなども、見てみるのがいいかなと思います。
また、資産運用や、保険って言葉がわかりにくい。とっかかりが難しいってのもあるので、お金の教養講座などで、無料でお金の事を学ぶ事もわるくないはず。
年間255講座。毎月3000人が無料で受講するお金の教養講座 も、おもしろいです。株や不動産の話とかもあるので、ちょっとした時間があるときに、こんなコースあるんだなってのぞくだけでも、へぇぇって思うはずですよ。
お金のことは、勉強しないと不安があるし、ちょっとしたことの積み重ねだけど、でも、大丈夫。きっとあなたもできますよ。
あなたの老後の生活のためのお金にもかかってるから、ムリなく、できる範囲でいいので、色々知ってみてください。
それでは、また。