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すかいらーく 株主優待を拡充。NISAで1位!!これはリスクある。価値の本質は大幅減配に、お食事券改悪!!これは、レッドオーシャン。

time 2019/02/18

すかいらーく 株主優待を拡充。NISAで1位!!これはリスクある。価値の本質は大幅減配に、お食事券改悪!!これは、レッドオーシャン。

それを今買うの?

すかいらーく株は、配当も株主優待も減らすリスクがあるから、過去に見たことがない底値じゃないと、選ばない方がいいよって話をしたいなって思います。

なるほど。すかいらーくの株主優待って、人気あるし、すごくお得だよね。

そう。このコンボ。配当が6%あるって言われてます。 だから、個人投資家にも大人気。株主優待株として、積立NISA(ニーサ)のランキングにもパッとでてくるし、この銘柄で株に興味持ったって人もいるはず。

とくに、積立NISAに1位にランクインしたのは、単純に値ごろと、配当が高めってこと。株価が短期だと底に見えるし、やっぱり、配当が買いを支えそうって気もするんだよね。

でも、これ売りですよ。カモネギパターンだから。

グツグツ煮込まれながらも、そこに希望があればカモネギはついてくる。株主優待は現行で継続。かれらの希望を切っちゃいけない

積立NISAの1位にランクインしているときは、大体買いどきじゃないってのもそうだけど。

まず、IRの出し方がポンコツ。 緑の売上は、すごくいい数字。外食の中でも、優秀なはずです。それに、新規の出店もデリバリー事業も伸びてる。ここは順調な数字のはず。

じゃあ、儲かってるの?ってときに、オーナー(株主)に説明する資料として、 すかいらーくだけですよ。「株主優待配ったから、利益削られちゃった」って決算資料に書く会社。

オーナーへの優待拡充。コスト増なんて、わかりきっている。なのに、オーナーが多くなっちゃったから、想定外で減益になっちゃったって報告する経営陣。

でも、このわかりきったことを特有のリスクだって説明する、すかいらーくにも理由はあって。 これ。個人投資家をつなぎとめとくためです。

知っている人も多いけど、ここの77%を持っているのは個人投資家で、

(引用:https://ir.skylark.co.jp/stock/stock.html)

 

(引用:楽天証券株価:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/chart.html?ric=3197.T)

5年グラフだと、高値圏にいるんだなってわかると思うけど。やっぱり、1800円って、配当が維持できてこそなんです。ここが悪くなると、株価が暴落します。

「①お食事券か、②高配当」のどちらか。リスクとして、なくなるとか、削られてくるのが見えるとよくない。

時限爆弾2つって、配当と優待です。

2 配当はどうなるんだろう?

1 まずは半減。今後も減るはず!

(引用:すかいらーく決算:https://ssl4.eir-parts.net/doc/3197/tdnet/1676435/00.pdf)

まず、今年の年間配当は半分。1株あたり38円から19円。 配当性向も、目標40%だったんだろうけど、今後、30%にあわせることをアナウンスしてます。で、削った分は、会社を大きくさせることに使いたいといってます。 ただね…

2 空中戦。具体的な施策はたぶんない

ここは記事にもなっているから、知っている人も多いだろうけど、GAFAのように、デジタル化を推し進めることで、劇的な成長を成し遂げたいと書いてます。

でも、デジタル対応が遅れている業種が書いているところもあって、ぜんぜん具体的なアイデアじゃないです。空中戦。地に足がついてない。

たとえば、Amazonのところを見ると「カラオケ店が導入するシステムを入れたい」と書いてあります。最近は居酒屋でもやってますけどね。

ちょっと、どういったシステムで、世界企業になっているかを捉えられてないなって思ってるけど、でも、見てるところが多分違います。

Amazonだと、たぶん、視点はお客さん側じゃないです。Amazonのすごいところは、生産性をすべてコントロールしてくるところ。自分のところの従業員側とか、パートナーとか働いている人をすべて数値化して管理するところです。

このアルバイトは、注文を受けて、1時間にどれぐらいの個数をさばけるかとか。顧客接点じゃないですよ。焦点は、むしろ、従業員側です。

分析がまだザルかな。だから、利益は既存の延長。ちょうど、この半額ラインがベースになるはず。

3 じゃあ、株主優待は?

おそらく今の額面は維持できない

決算資料だと、現行で継続ってあるけどね。プラス、株主が増えないから、優待コストも34億から12億に減るだろうって。

でも、現状、すかいらーくは、積み立てNISAランキング1位です。

で、すかいらーくの優待券って大人気。100株以上で年間6,000円もらえます。1人だったら、300株で1万8千円のお食事券が欲しいし、1000株あったら、6万9千円で毎月家族が食事できます。

すごく優待株としての知名度があるし、人気も高い。それは、高配当でお得度があるから。

で、知っている人が多いけど、これは、2017年の2月に、株主優待が3倍に拡充されてるから。個人投資家をつなぎとめとくための策で、いつ破裂するかわからない時限爆弾です。

1「お食事券3倍」はこのまま維持できるの?

もともと、すかいらーくって、経営悪化で1度上場廃止になっています(2006年)。その後、米投資ファンドのベインキャピタル社が筆頭株主(発行済みの44%)になって2014年に再上場しているけど。

再建出来たら、ベインはすかいらーくの株を売るってスキームの中で、大量の株式をときおり売却する。そして、その度に株価を押し下げるってやり取りをしてました。

で、すかいらーくの株価を支えたのが、この株主優待3倍に拡充って制度。すかいらーくの株は、多数の個人投資家が支えています。

で、さっきの決算説明もそうだけど、オーナーが多くなっちゃったから、想定外で減益になっちゃったって報告する経営陣って、ホントすかいらーくだけですよ。

でも、それは暫定コストだからってはずで、利益の15%持っていってるような優待制度は、たぶん、長期でまず残せない。 だから、配当も優待も削られる可能性があって、いつ破裂するかわからない時限爆弾みたいなものです。

そう考えたときに、今の株価水準って高いです。

(引用:楽天証券株価:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/chart.html?ric=3197.T)

もちろん、未来のことはわからないんだけどね。

でも、来年度から成長できる。利益だせるって、具体策がないのがネックです。

「株主優待配ったから、利益削られちゃった」って決算資料に書いて、あまり策がない。 コタツでミカン食べながら書いたようなGAFA分析をのせて、外食はブルーオーシャン。

オーナーへの優待拡充。コストだって、株主数はそんなに変わらないだろうから。優待費が3分の1になるロジックがわからない。 でも、どちらにしても今後の利益がよくなければ、段階を見て削ってくはず。それ以外、対前年比で減少する見込みがないから。

なので、株主優待も配当も、存続不可能で、IR上はっきり書いてないだけで、カモパ(カモ鍋パーティ)です。

株主優待は現行で継続。そこに希望があればカモネギはついてくる。優待が改悪されれば株価が暴落するリスクを正面から書いてない。

もし、この銘柄が好き!ってことなら、もっと、長期目線で株価が落ちたところをひろってあげたらって気がしてて、今はちょっと、まだ早い。高いところでつかむ可能性はあるよねって思ってます。

それでは、また。

 

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