2019/02/27
1 外貨建て保険を買うなら、ファンドと保険の2つにわけるべき
ファンドと保険を組み合わせることで、ものすごい手数料が抜かれているから
外貨建て保険を買うなら、同じ保障で、より、低コストのものに切り替えてみたらって話をしたいなと思います。
具体的には、①S&P500に連動する投資信託やETFと、②掛け捨ての保険にわけてみたらって内容。
1 外貨建て保険の問題って、けっこう難しい。説明書を見たところで、まず、わかるわけがない
手数料がものすごく引かれているのが問題
外貨建て保険は「お金を貯めることができるし、保険料も安くてすむよ!」って人気だけど。
金融庁は、リスクある 3つの金融商品の1つにあげてます。
(引用:平成 27事務年度 金融レポート:https://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf)
結局のところ、保険も投資の一種だし、納得いかないなら辞めるか、分かるまで調べるべきだと思う
外貨建て保険に「説明不十分」の声 販売増で苦情も急増:朝日新聞デジタル https://t.co/asDNBDmEPR
— UKISKY 中国貿易&越境EC (@ukisky_CM_creat) January 19, 2019
実際に、仕組みが難しいから、ちょっとした問題にもなってるけど。こういうのって後付けみたいなところもあって、商品説明とかみても、問題になるところって事前知識がないとわからないです。
為替リスクについては、商品説明でうたってるけどね。1番の問題は、手数料が非公開なところ。書き方としては、「個々の契約状況によって変わってくるので、明示できない」って書き方だけどね。
とくに、問題は、保険とファンドを1本にするってことで、ものすごい手数料を取っているところ。詳しいところは、こちらを見て欲しいけど。
外貨建て保険ってどうなの。必要? 不要? 説明が不十分なのは当たり前。ものすごくリスクある。でも、考え方、切り替えてみたら
ファンドの手数料が7%と言われていてすごく高い! もともと、ファンドと保険を組み合わせることで、資産運用しながら、保険とかのコストを払っていくって考え方だけど。
せっかく資産運用してもらっていても、手数料でたくさん引いちゃったら、保険をかけている人のメリットって少ないです。
2 手数料が高いと、長期間お金が拘束されることになる。買ってから10年間は必ずマイナス
もちろん、外貨では元本が保証されているから、投資のつもりで入ってないし、利回りを気にしていなんだけどって人もいるだろうけど。
どういったところで、デメリットがでるかというと、長期間。お金が拘束されるところです。
解約した場合の返戻率ってのがあって、「保険を解約したくても、現在の含み損が大きすぎて、とてもできない」って人います。
100%戻ってくるのは、15年後とか。ある程度の期間がたってから。途中で解約したときは、数百万損したりもします。
3 買ったら、10年は必ずマイナスって、それが正しいの?
でも、満期には120%とかで戻ってくるんでしょ?だったら、日本の普通預金とくらべても問題ないんじゃないの?
でも、外貨建てだと、ドル円が20%動いたりもするわけでしょ? ドルは利息が2.3%ぐらいってこともあるし、為替で、数年でプラスになる場合もあるのに、なぜ、10年は必ずマイナスになるような商品をかわないといけないの?
ううぅん…。
けっきょく、外貨建て保険は「お金を貯めることができる」ってのもポイントだけど。手数料を抜かれているところで、長い期間、解約できないところがネックになってます。
元本がプラスになるかは、買ったときより、円安にならないといけないけど。途中で円に戻せるならリスクは低いけど、満期まで20年持っていて、円高になったから、元本割れちゃっただとなにをやってるのかよくわからない。
10年は必ずマイナスになるような商品ってところがツライんです。
2 じゃあ、①S&P500に連動する投資信託やETFと、②掛け捨ての保険にわけてみたら
外貨建て保険って、保険とファンドをセットにして、つくりを複雑にすることで、ヒドイ手数料を実現してます。
なので、セットにさせない。
最終的に、①投資信託(かETF)と、②掛け捨ての保険にわけることで、同じ保証で、もっと、低コストのものに切り替えることができます。
具体的には、①S&P500に連動する投資信託やETFと、②掛け捨ての保険にわけてみたらって思ってます
保険って高い買い物で、1000万円を超えて払う人もいるので、コストを 10 年で 10%程度低くする検討もバカにできないはずですよ。
でも、考え方として、まず、①ファンドの方が、手数料が抜かれているから。もっと低コストのもの。
もちろん、ドル建て外貨預金でもいいけど。資産運用ってところもあるので、低コストで「S&P500に連動する投資信託やETF」に変えてみたらって、思ってます。
ETFなら:
①バンガード S&P500 ETF:(通称 VOO)
②iシェアーズ・コア S&P500 ETF:(通称 IVV)
③ステート・ストリート SPDRS&P500 ETF:(通称SPY)
投資信託(ファンド)なら:
①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
②iFree S&P500 インデックス
③ iシェアーズ 米国株式インデックスファンド
ETFと投資信託の違いは、こちらの記事を。メインは、買い方や、値段・手数料が違ってきます。
ETFと投資信託の違い。メリット・デメリットって、買い方と手数料がポイントだって気づくとわかりやすくなるよ。S&P500に連動する投資信託やETFで考えてみよう!
でも、ETFなら、ドル建てで買うことになるし、ファンドだったら、S&P500がらみは低コストです。外貨建て保険の7%想定と違って、運用手数料が、0.4%いかない。
3 S&P500がよくわからないって人は
アメリカを代表する株価指数です。NYダウのダウ平均が有名だけど、S&P500の方は、もう少しひろくて、色々な会社をパッケージにしてます。
(引用:google「S&P500 グラフ」検索結果)
ここだと、5年グラフで右肩上がりだってところが見えてるはずだけど、100年以上、右肩上がりです。日経平均は完全なボックスレンジだけど。
アメリカの人口はまだ伸びていて、S&P500がすすめられる理由になっています。
4 家族にお金を残したいから保険を検討しているんだけど
外貨建て保険を終身で考えている人は、なにかあった場合の保証も気になるはずだけど。手数料で抜かれているから、①貯金としても、②保険としても中途半端です。
たとえば、積立保険は死亡保険金があまりでない。だから、最初から、掛け捨てにした方がよくて、あまり、外貨建て保険にする理由はないんじゃないかなって。
この辺は、保険を専門でやっている人に相談した方がよくて。
無料サービスって意味では、【保険コネクト】や 保険見直しラボ など、プロの保険の人に相談して、自分に合った保険を聞いてみるのがいいはずです。掛け捨て保険を検討するだけでも、後々の大きなお金につながっていくはず。
【保険コネクト】は、現加入の見直しとか、複数の保険商品を比較して提案するのが強みです。
プラス、保険見直しラボは、訪問型なので、小さな子どもがいる。外出が難しい人でも、無料で相談できる強みがあります。
保険は一度設定すると、長い間お金を払うってところがあるので、こういった、無料で、じっくり必要があるときに相談できるところの、ホームページを、見てみるのもいいかなって思います。
5 まとめ
なので、「お金を貯めることもできるし、保険料も安くてすむようにする!」って考えたときに、外貨建て保険って、あまり適切じゃないんですよ。
それは、あなたの「老後の生活のためのお金」でもあるし、「お金を貯めながら、なんかあったときのために保険を残したい」ってことだから、できたら、同じ保障で、より、低コストのものに切り替えられた方がいい。
で、それは、①S&P500に連動する投資信託やETFと、②掛け捨ての保険にわけてみることで、達成できるし、コストを10年で10%ほど圧縮できるはずです。
少なくとも、貯蓄型保険って、保証があまり手厚くないので、それならば、掛け捨ての保険にして、余分のコストを減らす。その上で、浮いた分を、貯金にしてもいいし、投資信託(かETF)にしてもいいはず。
もし、よかったら、検討してみてください。
それでは。