よっしーの食品せどりと田舎でオールジャンルせどり

利益率をベースに仕入れ判断?…それはこの世でもっとも愚かな質問の一つだな…

time 2017/06/15

利益率をベースに仕入れ判断?…それはこの世でもっとも愚かな質問の一つだな…

こんにちは、よっしーです。僕は、せどりをやる前に、せどりを仕事としているような人って、利益率がいくらあったら、仕入るんだろう…と思っていました。

僕が読んだせどりブログには、利益率30%を目指しましょうとか、利益率10%なら、仕入られるものがゴロゴロみつかるとかいった言葉があったのを覚えています。

せどり初心者からすれば、仕入をするときには、何かよりどころというか、一定の判断ラインみたいなものが欲しいですよね。でもね、商品を仕入れるときに、まずは、利益率うんぬん…とかいっている人は、まだまだです。国内転売の枠組みでの話なら、利益率って、あまり意味のある言葉じゃないです。

とはいっても、せどり初心者の人には、実際にどうやっているかがわからないと比較もできないので、僕は「仕入作業」の中で、どんなことを考えているのかを説明したいと思います。

1 まずは、いくらとれるのか

仕入をするときに、もうすでに気になる商品がある場合、一番最初に考えることって「値段」と「簡単な利益」です。

たとえば、スター・ウォーズ、ビーンズコレクションのぬいぐるみが300円で販売されていました。在庫はいっぱいあって、Amazonで1000円で販売されているので、

全部購入して、89個でした。1000円ぐらいで販売できれば1つ200円利益がとれるはず(89商品なら、大体18000円)…といったように、

最初は、仕入れるときの値段と売ったときの値段を考えます。で、ポイントなのですが、手数料は価格帯で大体このぐらいというのを覚えちゃってください。

1000円で売るようなものって、大体、手数料500円ぐらいです。もちろん、大型商品でないことが前提です。FBA料金シュミレーターやAmafeeとかで、正確な手数料を調べてもいいですが、時間のむだです。

ちなみに、食品やドラッグストア関連は少し違うところもあるのですが、基本は、値段差が500円あれば、そこから上は利益がでるなといった感覚です。そのつどに手数料は調べません。

たとえば、今回の例でいけば、お店でスター・ウォーズのぬいぐるみが300円で販売されていました。Amazonでみてみると1000円ぐらいで販売されている…この時点で、せどりを仕事にしている人は、手数料が500円ぐらいだなとわかります。

なので、利益も200円かとわかります。最初に確認することって、その商品だと、いくらとれるのかです。

2 利益率はまず考えることはない

せどりブログだと、この後、その商品がちゃんと売れているのかどうかモノレートで確認をして、利益率がある程度あれば、仕入ましょうと書いてあるのがセオリーです。

だからこそ、逆に、利益率が何%あったら仕入れていいのかをみなが疑問に思うのですが、この説明は、たぶん間違いです。

利益率って、その仕事をやったことがない人に説明するのに便利な言葉で、大体利益率20%ぐらいというと、なんとなくイメージが伝わりやすいんですね。

ただね。利益率って、僕はある程度の一定期間のボリュームあるものをまとめるときに使う言葉だと思っていて、逆をいえば、せどりを仕事にしているような人は、1回1回の仕入れのときに利益率の計算なんかしていられないし、ツールで表示されていても、あまり見ていないはずです。

そこが判断の基準にならないから、正直どうでもいいなって。

なんで、基準にならないのかというと、単発行為の評価には使いにくいからです。とくに、せどりのように何度でも買って売る場合には、1回ごとの利益率が低くても、商品によっては、何回も繰り返し売って回転させることで、たくさんの現金を稼ぎだせますよね。

利益率はよくなくても、短い期間でたくさん売れる(回転する)商品は、結局、より多くの現金をうみだしてくれます。利益率で判断すると、どうしても、リピートするっていうことと、いつまでに売ればいいのかという部分がどうしてもわすれがちになりますが、

利益をだす。たくさんの現金を稼ぎだすということを考えるときには、①なんどでもたくさん売る。②できれば短い期間でがやっぱりキーワードです。

このポイントとくらべると、利益率って、優先順位としては使いにくいモノサシなんです。

じゃあ、仕入判断ってどうするの?ですよね。利益率がひとつの目安というかモノサシにならないなら、どういう風に判断した方がいいのかとなりますよね?

あなただったら、どう解決しますか。

僕の答えはシンプルです。こういう風に書くと、みなさんを怒らせてしまうかもしれないけど、それは、「数字にはこだわらない」ということです。

僕は、仕入は何度も繰り返してきています。でも、色々考えてみて、多分これが答えなんだろうなと思っています。ただし、これだけだと、せどり初心者の人には意味がわからないし、問題解決にならないので、少し、僕の場合の「仕入作業」の内容を説明しますね。

でも、その前に、

3 仕入判断って、実は大雑把。

まず、確認をしておきたいのですが、せどりを仕事にしているような人は仕入判断ができます。せどりを仕事にしている人が、買い物で利益をだせる理由って、「仕入判断」ができるからです。

これってひとつの技術です。あなたも「仕入判断」ができるようになれば、自転車の乗り方と一緒で、技術として忘れませんし、かりに、あなたが明日職を失ったとしても大丈夫です。たべていくことができます。

でも、技術のわりには「仕入判断」って、結構おおざっぱです。そんな厳密に数字を気にしていません。イメージが伝わるかわかりませんが、数字を見ているようで、数字にあまりとらわれないのがコツだと思っています。

デジタルのはかりでいえば、24.6kgの.6みたいな正確な数字はいりません。まずは、アナログの体重計ではかったような大体20kgで十分です。トータルで利益がでるな、それで十分です。

店舗せどりでいう、見る場所を絞るとも似ていますが、利益の期待値を高めていくために、最初はざっくりと判断して、必要に応じて、こまかく煮詰めていくイメージです。

食品の電脳とかでも、自己発送の人が送料をのっけていないだけで、その商品は除外ですよね。その商品は仕入れません。それってFBAで利益がでないからです。仕入判断の最初って、ざっくり判断です。数字は見ているようで、あまり見ていません。

4 じゃあ、仕入判断ってどうするの?

せどりブログを見ていると、仕入は、商品ごとに個別に判断して仕入れるかどうか判断しているスタイルが多い気がします。

たとえでいくなら、みんな大好きな「回転寿司」でいきましょうか。流れるネタを眺めながら「どれにしようかな」と迷うのが楽しいですよね。

目の前に塩締めイワシとか、エビや、えんがわ、炙りサーモンとかが流れているとします。それの炙りサーモンなら、サーモンで個別のお皿ごとに、順番として食べるかどうか判断していますよね。

自分にとって人気のあるネタで、お皿の値段も考えて、たべたくなるような商品なら、手にとってたべるはずです。

せどりでいけば、一般にモノレートをみるかと思います。「その商品」に人気があって、利益がでる商品ならば仕入れます。目安は人それぞれですが、利益率は30%を目指しましょうと書かれていたりします。

商品個別ごとの判断です。

でも、僕自身はあまり商品を個別に判断はしていません。お店でもネットを通じた電脳せどりでもいいですが、商品をリサーチしますよね?

その中で利益がでる商品はいったん「仕入候補リスト」入りです。リストといっても、紙に落としているわけじゃなく、頭の中での話です。これらだったら買ってもいいかなって。

そして、一通りリサーチが終わった後で、その日買付けできるものの中から有利なものを選んで買っています。基本は、値段差があって(価格差が大きいもので)、人気があるもの(回転が早いもの)です。

たとえでいくなら、お寿司屋さんで出前を頼んだときに、寿司桶で来ますよね。全部一通りリサーチが終わって、食べたいネタが寿司桶の中で並んでいます。

その中で、ぱっと見で一番たべたいウニとかイクラとかを仕入れればいいんですよ。人気があり、(トータルで)利益の多そうなものです。たぶん、格上のネタがリストに入っているはずです。

かりに、格上のネタがなくても、少しでも有利な商品って何だろうって、考えていけばいいのかなって思います。

少し、やってみましょうか。店舗せどり30分のリサーチ例でいきたいと思います(電脳でも考え方は基本的に一緒です)。

たとえば、その日ぱっとリサーチしたもので、①スプラトゥーンの弁当(500円→1300)3個:売上ランキング:18450、②プラレールの箱もの(2000円→3600円):7個:売上ランキング:2078:

③ ソニックの筆箱(420円→1100円):12個:売上ランキング:51099、④ショウワノート鉛筆削り(2000円→4200円):25個:売上ランキング:67205があったとします。

店内を15分ぐらいまわって、これぐらい対象となる「仕入候補リスト」が発生しました。

まず、最初に確認をしておきたいのが、この①から④の商品って、すべて利益がでます。けれども、①番なら①番だけで「仕入るか仕入れないか」の判断はしません。

回転ずしのように、その皿だけをみて、食べるか食べないかを判断するわけではありません。その理由って、お金が足りなくなるし、なんでもかんでも買っていると利益が残らないからです。

なので、1回頭の中で「仕入候補」のリストをつくって、その候補群の中から、仕入るか仕入れないかを判断します。

とりあえず、リストはこの4つです。いずれも、仕入値2000円までの低価格帯です。

利益/人気はこんな感じです。

①300円:ランキング18450、②800円:ランキング2078、③180円:ランキング51099、④1400円:ランキング67205です。

ぱっと見、今回の仕入値は2000円なので、利益が1000円をこえて、人気もランキング数千以内の、利益も人気も高そうな格上のネタはなさそうです。

人気・利益の判断はじゃっかん変動します。ただ、せどり初心者の人が知っておくべきことは、細かい部分ではなくてポイントです。

仕入値2000円のレンジの商品で、利益1000円をこすような商品は優秀です。そして、人気も本当は商品カテゴリーによって差がありますが、ランキング数千以内なら、だまって買ってきて大丈夫です。

利益・人気で何がすごく有利な商品ってなにかは自分で考えてみてください。せどりができる人はこの辺を自分なりに理解しています。ときおり、このブログでも書きます。

でも、考えていることは、①使っているお金にくらべて、利益が大きいかと、②サクサク売れるかの2つです。

今回の①-④にはあまり格上の商品はなさそうです。

じゃあ、より有利なものってなんでしょう?仕入リストまで絞った後の、考え方としては、まずは、人気度からです。利益は2番目です。ちなみに、僕は1ヵ月に自分からどれぐらい売れるのかという目安で判断をしています。

利益はよくなくても、短い期間でたくさん売れる(回転する)商品は、結局、より多くの現金をうみだしてくれます。まずは、ランキング1万ぐらいまでのレンジのものです。

上の例でいけば、②→①の順です。(②800円:ランキング2078→①300円:ランキング18450)。個数もありますよね。②7個、①3個お店にならんでいます。

モノレートの波の折れ方や(売れている頻度)や、ライバルの数にもよりますが、おそらく、大体のケースでは、自分から1ヵ月に50個までは売れてくれるはずです。

なので、この①と②についてはすべて買ってきます。ここまでで、1万5千500円です。ただ、これは原則です。

商品の個数によっては、たとえば、上のプラレールが48個あった場合には、9万6千円が必要になるわけですが、ぼくは、基本的にあまり自信がないときには、縦積み(在庫数をグンと増やすこと)を好みません。

そういった場合に1ヵ月に50個までは売れると思っていても、本当に48個あるなら、すべて買うかというとそこは微妙です。

なんでかといえば、値下げリスクがあるからです。ライバルの数や、Amazonや自分より強いセラーが入ってくる可能性があります。

とくに、ライバルの数です。ライバルが多いと、「本官はいまから、値下げ合戦をしてくるであります。シュタッ(敬礼)!」というような、値下げ特攻隊みたいな人がでてくるので、在庫数を増やすときは、まずは今のライバルの数、そして、今後ライバルがでてくるかを気にします。

だから、自信がないときは、サンプルとして、とりあえず10個買う。問題なければ、残りについても買う。ちなみに、その間に売り切れてしまったときには、それはそれでいいとわりきるようにしています。実際に、買付けできるような商品はいくらでも、でてきます。その商品は悩む時点で破格値ではないんですよ。おそらく。

そして、残りの③と④ですよね。(③利益180円:ランキング51099、④利益1400円:ランキング67205)

資金に余裕がないときは、あまり買いません。でも、多品種横積みはするので、売れ方の経験をえるためにも、サンプル数個は買ってきている場合も多い気がします。

この辺は、あなたの考え方でいいと思います。僕の中では、「仕入」って、どの商品にお金をわりふっていくかの話です。リソースをどこにさくのかという内容です。

すでに、リピート商品は持っているわけです。そこには定期的にお金を確保しなくてはいけません。じゃあ、残りはどうわりふるの?それはより有利なものにというのが僕の考えていることです。

なので、③④については、買うにしても、ある程度個数は制限します。1ヵ月で自分から売れるであろう4個をベースに買うか買わないかを決めていきます。

4 まとめ

どうでしょうか。僕にとって仕入判断は「いくらとれるのか」です。利益の「額」をみて考えます。「率」ではありません。

率って、ある程度のボリュームがあるものをふりかえってみたときに、このぐらいの成果でしたと説明するのに便利ですが、1回1回の仕入れで使うには、あまり向きません。

1回ごとの利益率が低くても、商品によっては、何回も繰り返し売って回転させることで、たくさんの現金を稼ぎだせるというあたり前のことを忘れさせてしまうからです。

そして、基本は、仕入対象となるリストから、有利なものをピックアップする複数チョイス判断です。商品個別に仕入れるか仕入れないかを判断しているわけではありません。

とくに、せどりをやっていれば、リピート商品がいやでもできてきます。せどり初心者の人はイメージしにくいかと思いますが、リピート商品をそろえることって、結構お金がかかります。

内容については、過去の記事をみてみてください

自動販売機の苦悩…リピート商品のSaga(サガ)について

その中で、残りは…と考えていくと、たぶん、仕入って、もっているリソース(お金)を、どこに割り当てていくのかという話に近くなってくるのかなって思います。

それは、有利なものをピックアップして「仕入れ」ていくということです。

ちなみに、仕入商品が、食品であったり、シャンプーやクリームとかのドラッグストア関連の商品であったり、「消耗品」の場合は、ここでは深入りしませんが、これの応用です。

それこそ、「みせかけ」の利益率が低くても、100円の利益であっても、ライバルさえいなければ、仕入れて問題がありません。

それは、1回ごとの利益率が低くても、何回も繰り返し売って回転させるという考え方にもマッチしていますが、利益のつみあげって、できるだけ短い期間で、たくさん買ってくれればいいわけですよね。消耗品は、リピートしてくれるというところもそうなんですが、その1回の買ってくれるタイミングにおいても、複数個まとめ買いをしてくれるんですね。

まとめ買い&リピートのダブルダブルなんです。まとめ買いは「2kgまでの」ものなら、利益をグンってあげてくれます。機会があれば書きたいと思います。

せどりブログでみる利益率をベースに仕入れ判断って、聞いているとそれっぽいけど、僕の中では、おそらく違うのかなって思います。

そして、「国内の単純転売(新品)」のステージの話をしているときは、たぶん、あまり意味がないんです。安定供給できる人と結びついていくと、利益率は下がっていかざるを得ないからです。

また、利益率がなくても、人気のある商品を何回も何回も繰り返し売って回転させることで、たくさんの現金を稼ぎだせるというあたり前のことがわかるからです。利益率のことをいうなら、せどりの初期ステージでは20%、伸びていったときは、おそらく14%ぐらいなのかなって思っています。

もし、あなたが、利益率をメインに考えたいのならば、国内単純転売より、むしろ、ステージ変更をすこしずつ実現させていった方がいいと思います。

海外も含めたメーカー、問屋などからも仕入れて、販路も日本・海外・楽天・ネットショップなど複数にしていかないと、たぶん収益性の低いビジネスプランからは移行できないのかなって思っています。

でも、せどりのメリットは、初心者向けの「即金性が高く、安定性の高い」ビジネスプランだというところにあるので、それはそれで意味があるんですね。着実に小銭をためていくビジネスモデルの枠組みでの話なので、利益率の検討ってあまり、このステージの段階ではあまり意味がないのかなって思います。

そして、利益率よりも、ふだんの仕事を、なんどでも何度でも繰り返して考えていくことにつきると思っています。ステップバイステップ。100円でも200円でも、本当に地味なことを何度でも繰り返す。できることを少しずつ増やしていく。横に派生していく。そこにつきるような気がしています。

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