よっしーの食品せどりと田舎でオールジャンルせどり

よっしーの食品せどりと田舎でオールジャンルせどり【電脳せどりと店舗せどり|副業実践のやり方がよくわかるブログ】

給食がまずい?でも、そこじゃないよ

time 2017/10/20

給食がまずい?でも、そこじゃないよ

1 突然の休止

こんにちは、よっしーです。大磯町の中学校給食で、2つニュースがありました。ひとつは、給食を調理している事業者から、「今後は給食を作れないよ」と言われて給食がストップしたという内容です。

そして、もう一つが、新たな事業者も探したけれど、大手3社に断られたとニュースが報じています。

でも、まずは見てもらいましょうか、日テレnewsから引用したいと思います。

なるほど、まず、簡単に今までの問題点の確認ですね。①給食がまずくて大量に残されていたこと、②異物混入が報告されていたことを冒頭で確認します。

ん?ここは突然ですが、でも、今、調理しているところは、突如ストップして、大磯町では、先週から給食が休止していることがアナウンスされます。

そして、給食を再開させるため、町として、新たな事業者も探していたが、大手3社に断られたという状況がだされています。

なるほど、教育委員会としては、急に給食がストップしたというのは、びっくりしたのかもしれませんが、少なくとも、他の事業者に切り替えたいんだなというのがわかります。

でもね。僕はこのニュースをみたとき、これじゃ問題は解決しにくいのかなって、思いました。

2 あれ?これって、なにがネックになっているの?

だってね。今回ネックになっているところは、①「まずい給食」だということと、②「異物混入」が発生していることの2つです。

たしかに、②の異物混入については、事業者を変えれば解決する可能性は高いんでしょうね。でも、①の「冷めてておいしくない」という部分が残ります。

給食を提供する際、まずは制度の導入が重要だと考えた上で、デリバリー方式でもいいと思うんです。給食を提供するために必要な施設にはお金がかかる。できるだけ、スモールスタートでコストを抑えたい。

自校方式でなく、センター方式でなく、デリバリー方式で給食を提供することのメリットは、コストですよね。学校が給食を作る人や設備を持たなくてすむ。管理も、専門業者にまかせることができる。この費用でやってよという委託費の範囲で抑えることができるというものですよね。

では、みなさん、逆にデリバリー方式のデメリットってなんだと思いますか?

自校方式(ないしは、親子方式)–> センター方式–> デリバリー方式といった順番の中で、より、右側のデリバリー方式を選んだときに一番デメリットとなりそうなことって何だと思いますか。

もちろん、色々あるんですよ。でも、大きなところです。実は、この記事を書く前に、ふと、大磯町の議員さんである鈴木京子さんのブログを見ました。この記事ですね。

内容は、大磯町の町長がどの方式がいいか専門家にコンサルをお願いするといった内容です。

ふむふむ…と思って読んでいましたが、みなさんは、どう思いますか。コンサルからの詳細レポートがでてきたら、大磯町はどの方式で給食を提供すべきかがクリアになるでしょうか?

…たぶんね。分析報告をよんでも、まず、迷うはずです。結局どれがいいの?って。たぶん、あまり細かい部分の報告があっても使いこなせないはずです。

みなさんが、町長だったとしても、まずは、ポイント…大きなところをつかんで、おそらくこっち方式だろうなという思いができてから、細かく煮詰めていかないと迷うだけだろうなと思います。結局。どの制度も一長一短があって、メリットとデメリットがずらっとならんでいますから。多分、詳細レポートを読んでも、文字に飲み込まれるだろうなって。

でもね。文字って並んでいるように見えても、実は、格が違います。重要なポイントがあります。メリット、デメリットが並んでいたとしても、どちらに重きを置いて、判断の針を傾けるべきかっていうのは判断できます。本当はね。並列じゃないです。

でもね。まずは、大づかみに、ポイントをつかんでしまいましょうか。

まず、自校方式(ないしは、親子方式)–> センター方式–> デリバリー方式 の順の中で、一番ネックになっているところ、それは、距離です。

えっ…?と思う人がいるかもしれません。でもね。自校方式から右側にある制度のデメリットって、すべてここから発生しています。

ネックになっている原因、それは「給食として子どもが食べるところと、調理するところの距離が離れている」からです。

じゃあ、それがうみだすデメリットについても気になるところですが、まずは、一番ネックになっているところを確認してみましょう!

3 冷凍庫にGo!!

まず、「まずい給食」だと、言われてしまっている大きなところは、やっぱり、「給食が冷たいから」というのがものすごく大きいです。でも、お弁当って、ある意味、冷たいのがあたり前なんじゃないの?って人もいるはずです。

サラリーマンとかだと、お昼に、冷たいお弁当を食べている人も当然います。その中で、給食が冷たいことがそんなにまずいの?って、なんとなく不思議に思いますよね。ギャップです。

普段自分たちで食べている感覚と、子どもたちが給食を残している映像にあれっと思います。これって…子どものわがままなんじゃないの…?って、少しはよぎるはずです。

でもね。大磯町の給食を考えた場合、この「給食が冷たいから」だけだと、ちょっと足りません。あくまで、まずいのは「給食が冷たいから」というよりも、作ったすぐ後に冷凍庫にGo!するからです。それこそ、キンキンに冷やさなくてはなりません。

たとえば、サラリーマンの人なら、お昼に外に食べにいくこともあるかと思いますが、もし、料理人が、できた料理をすぐに冷凍庫に入れてキンキンに冷やそうとしたら、ちょっと待て!といいたくなるはずです。たとえ、時間がかからなかったとしても、わざわざ冷やしたら、おいしさが半減するからです。

ちなみに、話が少し飛びますが、みなさんは配ぜん人という仕事を知っているでしょうか。たとえば、ホテルなどでタキシード風のウエイターを見たことがありませんか。

あの人たちは、お店のウエイターもいますが、派遣されて来ている人たちもいます。値段の高いレストランとかで多いのですが、学生でも時給1700円ぐらいもらえたりするので、僕もアルバイトとしてやっていたことがあります。

こういったウエイターは、フォーマルな格好で髪の毛をびしっとしているので、ホールの中での見た目はスゥっとしていますが、料理を持っていくときに、結構、厨房の中では、料理人に怒られていたりします。

基本、料理人って、できた料理をすぐに運ばないと、ものすごい激が飛びます。ものすごい怒られ方をするんですよ。怒鳴られます。それは、作りたてのあたたかいものが一番おいしい状態だと料理人はものすごくわかっているからです。あとは、見た目や音ですね。湯気や、揚げ物の音とかが、お客さんの、うわぁ、これはおいしそうという気持ちを刺激するからです。

料理人もいいサービスを提供したいと思っている中で、お客様にできるだけいい状態で食べて欲しいと真剣に思っています。だから、その作り立てというのを、1分間放置したら、運ばなかったウエイターはやはり怒られることになります。

一方、大磯町の給食はどうでしょうか。大磯町の給食は、大きさが20kmあるレストランです。調理をする厨房と、食べる場所がものすごく離れています。だからこそ、厨房のコックさんは、作ってからすぐに届けることができません。

どうしているかというと、あがりたての料理はすぐに、冷凍庫にGo!です。給食は湯気がでている…というよりは、キンキンに冷えています。キンキンというと、茶化しているように聞こえるかもしれませんが、作る工程を知れば、みなさんもなぜこの言葉を使ったか意味をわかってくれると思います。

みなさんは、「真空冷却機」という機械を聞いたことがあるでしょうか。たぶん、みなさんの台所で、料理に「真空冷却機」といった冷凍庫のようなものを使っている人はいないかと思いますが、大磯町の給食では、アツアツのご飯を一度、この真空冷却器に通します。

どう冷やすかというと、機械の中に食べ物を入れて真空にすることで、食べ物から水分が抜ける。そのときに、水分が熱を持っていってくれるので、数分間でデリバリー給食が、キンキンに冷えます。この数分間というのがポイントで、急激に冷やして、食中毒が発生することをふせごうとしています。

これは、ある意味しょうがないところもあって、身体がまだ成長しきっていない子どもたちへの集団食中毒はできるだけ防ぎたいというのがある中で、

作りたての給食、できたてのアツアツのおかずというのは、ある意味、食中毒の菌にとってもおいしそうな状態(20度-50度)なので、食中毒の菌が繁殖しないよう、この20度から、50度という温度を瞬間的に駆け抜けるように冷やしています。

ゆっくり冷ますわけではありません。アツアツのご飯を急激に冷やします。そして、ちょっとしたフリーズドライのように、冷蔵食品風のご飯になります。

みなさんは、ハンバーグでもなんでも、冷たいときの冷蔵食品の味ってなんとくな想像がつきますよね。冷たくてパサついた感じ、大磯町の給食のベースにあるのはこれです。もちろん、素材によっては、水分が抜けて、冷たいままではだめだ。というようなものもあるんでしょうね。

やっぱりね。給食のデリバリー方式で、ネックになっているところは、厨房と食べるところの距離があるときに、冷まさないといけないといった部分です。

現実的には、大量の食事をつくれるキャパシティーがある事業者というのが限られるので、難しいことはわかっていますが、デリバリー方式を採用するときは…たぶん、できるだけ工場と学校が近くないと失敗しやすいんでしょうね。

それは、さながら巨大なレストランで、厨房からホールに給食を運ぶ間で、食中毒をふせぐため、一度冷凍庫のゲートをくぐらないといけないからです。

そして、給食として子どもたちに、冷蔵食品(…のようなもの)を、冷たいまま提供する。みなさんもスーパーに売っている、冷蔵食品…それこそ、エビフライでもミックスベジタブルでもハンバーグでもなんでもいいのですが、それを温めないでそのまま食べてみれば、イメージがつかめるかもしれません。

調理人がつくったメインディッシュは、冷蔵食品の冷たいままで、子どもたちの目の前に運ばれていきます。冷めた冷蔵食品のメインディッシュに、ちょっとしたご飯や汁物が人肌程度に温かくできても、聞いてるだけでも、あまり、おいしくなさそうですよね。

気持ちはわかりますが、考え方としては付け足しなので、おのずと、できることに限界があります。

ここでは、デリバリー方式の話をしていますが、どうでしょうか?

「自校方式(ないしは、親子方式)–> センター方式–> デリバリー方式」といった順番の中で、自校方式より右側の方式は、子どもたちが食べるところと、調理するところの距離が離れてきます。

これが、何にかかわってくるかといえば、「給食の温度」です。そう、デメリットのひとつ、それは、まずい給食の理由とされている「冷めてておいしくないよ」といったところにかかってきています。

もちろん、自分の学校で作ったばかりのアツアツの給食をそのまま教室に運べるのが一番いいんですよ(自校方式)。でも、これが、親子方式や、センター方式だと、ちょっと距離が離れてきますよね。そうすると、保温の工夫が必要になってきます。ほんのり温かい給食ってことですよね。

逆に、これがデリバリー方式ならどうでしょうか。今度は、衛生管理、食中毒を防ぐというところがでてくるので、それこそ、子どもたちにはアツアツの給食はあきらめてもらわないといけません。

むしろ、ランチは、ここぞとばかりに冷やす必要があります。自然に冷ますではありません。それこそ、親の仇のように、作り立ての料理をキンキンに冷やさなくてはいけません。

これは、大磯町の給食マニュアルにも盛り込まれていて、食中毒を防ぐためです。なので、デリバリー給食を作る専門業者も冷やさざるをえません。

上に、新たな事業者も探したけれど、大手3社に断られたとありますよね。その理由のひとつはこれです。

ニュースが「冷めていておいしくない」と報じているのに、事業者は「冷まさないといけない」。事業者としては思いがあるわけです。「そりゃ、おいしくないよね」と。しかも、冷たくてもおいしい料理をチョイスできるかというと、献立も大磯町の指示です。

学校から距離が離れているところに調理設備がある事業者としては、まったく自由がありません。まさに、指示通りに作らないといけない。そりゃ、子どもたちに不評を頂くだろうと。

ところで、みなさんは、なぜ、自校方式から右側の方式は、調理するところと食べる場所の距離が離れてくると思いますか。理由は、シンプルです。コストを抑えようとすると、おのずと、一か所でまとめて作る方向になるからです。

まずは、各学校で作るよりも、できるだけ、一か所でドカッとまとめて大量調理する方が効率的だし、そのときも、できるだけ、自分のところの設備を少なくする方がコストカットに役立ちます。

そうすると、おのずと、自分のところの施設(学校)から距離が離れがちになります。

なので、デメリットのひとつは、距離がある場合には「アツアツの給食は、あきらめてもらわないといけない」ということです。

理由は、コストを抑えると、調理と食べるところの距離が離れてくる。そして、そのときは、給食の保温や子どもたちの衛生管理の話がでてくるからです。

あとは、ここではあまり書きませんでしたけど、大量調理というところですよね。大量になると、画一的に調理しないといけないといったところがあるので、献立のバリエーションが少なくなります。

とくに、相手側にまかせると簡単なことしかできなくなるため、手作りも含めた多様な献立は難しくなってきます。

なので、デリバリー方式のデメリットは「アツアツの給食は難しいし、献立のバリエーションも限定される」というところです。右側に行くほど、子どもたちにとって、きめ細かい対応が難しくなって、画一的なことしかできませんよというのがデメリットです。

これが、コストカットとのバランスになっています。なので、デリバリー方式を採用する場合、検討の順番としては、できれば、近場で大量に給食が作れないか。温度をなんとかできないかが重要になるのでしょうね。

ちなみに、みなさんは、どう思うでしょうか。でも、結局ね。事業者を変えたところで、距離が近くなければ「給食が冷めてておいしくない」という部分は残ってしまいます。

これが、仕出し弁当なら、専門業者にまかせてもいいと思うんです。ちなみに、話は脱線しますが、少し関連するので、大磯町が、大手3社に断られている理由も考えてみましょうか。

業者は「リスクがあるので、お断りします」という答えをしています。ちなみに、みなさんは、このリスクってイメージわきますか。

年度の途中はとくにですが、まず、大手は受けてくれないはずです。また、その理由もあまり説明しないはずです。でも、シンプルですよ。それは、

4 仕事を受けてもいいことはなにもない

こんな単純な理由です。まずは、仕事を受けても、損をする。しかも、会社のイメージがわるくなる可能性が高いと思っているはずです。

「安く仕入れて、高く売ること」が商売の基本ということは、みな知っていますが、お弁当を作る会社とかは、なに弁当にするか決めれるので、その時々の旬の安い食材を仕入れて、調理して販売しています。

給食の場合、献立は大磯町が決めます。まず、ここで、仕入の裁量がないので、原価を抑えることができません。プラス、普通の飲食店のランチと給食が違うのは、来てくれるお客さんと、提供できる日数に上限があるということです。

1年の内の学校のある日、最高で中学校の生徒数の数が注文してくれる数の上限です。もともと、薄利に寄りやすい仕事であるということと、イレギュラーが発生して、計画通りの注文がなくなれば、簡単に赤字になります。

少なくとも、事業者から見たら、3つぐらい不安があるわけです。冷めていて、おいしくないといわれているのに、自分たちに裁量はない。指示された範囲で作るしかない。それについてボールを持っている大磯町には、あまり有効な手立てがない。

そして、現状は、ものすごく食べ残されている。少なくとも、完食する方がめずらしいとの報道になっている。しかも、理由はマズイから。事業者に裁量がないことはあまり知られていないから、この内容で報道されると、作っている事業者のイメージがあまりにもよろしくない。

しかも、他の会社とで異物混入が発生したときも、その業者と連携を密にしていない。生徒が自作した可能性も否定できないのに、異物混入時の対応に対処するときのマニュアルはなさそうだ。薄利なのに、イレギュラーが起こりそうだし、わが社にボールのないところでも、ものすごくイメージがわるくなる可能性がある。とくに、年度途中の日数の少ないところで受注はできない。

受けてもいいことはないなというところのはずです。

事業者としては、仕出し弁当はともかく、給食は、なにひとつ裁量なんかありません。言われた献立を、言われた通りに調理するだけです。もちろん、そのときに、調理事業者として、異物混入をさせないよう必要な注意は払う必要があります。

でも、給食は大磯町がコントロールするものです。事業者にまかせて終わりではないです。

そして、ここのバランス加減を間違えると「まずい給食」として、子どもたちに給食をたべてもらえないので、これは結構、難しい問題です。

子どもたちには栄養を採ってもらえない。町は、わざわざ廃棄するために、ご飯を作る。製造業者は、まずい料理をだす会社として名をはせる。親たちは、最終的に経済的な負担をする。だれも喜ばない制度のできあがりです。

ところで、みなさんは、大磯町の給食について検索をかけたときに、結局だれが悪いの?って思ったことありませんか。こんな事業者はおかしいとか、町がおかしいとか、結構色々なことが書かれています。

たぶん…ここが一番わかりにくいところだけど、これって、給食がなにかがわからないと答えがでません。

5 学校がカップラーメンを出しても給食にはならない

みなさんは「給食」ってなんだと思いますか。ん?いきなり何をと思うかもしれません。でも、ここが一番のポイントなんです。大磯町が出していた、青ハトのいそべぇくんのお弁当箱。あれだけ見ていると、「仕出し弁当」と「給食」って何が違うの?って疑問に思いませんか?

見た目は、どちらもお昼ごはんですよ。でも、給食は「あることに配慮」しています。単なるお昼ご飯の上に、もうひとつ縛りがあります。

学校が単純にお昼ご飯を提供すれば、給食になるわけじゃないです。

ちなみに、給食ってことを考えた場合、だれが悪いの?という質問にはあまりなじみません。理由は後で書きます。

でもね。だれが一番「汗をかいて努力しないといけない」か…これについては、知っておいてください。それは明確だし、大変だけど、この人に頑張ってもらわないといけないんです。

それはね、この「給食」という制度を立ち上げたい人ですよ。

学校給食の歴史というホームページから引用しますが、最初に次の写真を見て下さい。

http://www.juk2.sakura.ne.jp/rekisi.html

これは、日本で最初の学校給食です。

おにぎりと、シャケと菜の漬物です。見た感じ質素ですよね。最初の給食ってことでふ~んという感じではないでしょうか。

でもね。よく見て下さいね。給食は、その昔、ある大人たちの思いからはじまっています。

一番最初は、明治22年なので、日清戦争の前ですが、全体的には、終戦の前を含めた貧しい時代です。大人たちも食べる物がないひもじい環境の中、自分たちも当然ものすごくお腹がすいている。

…だけれども、目の前の子どもたちがお腹をすかせているのをとても見ていられない。堪えられない…。食べる物なぞない。でも、せめて、子どもたちにはなんとか、食べさせてあげたい。そういった、当時の大人たちが子どもたちをみたときに思った、つらい思いから始まっています。

「給食は、単なるお昼ご飯」ではありません。学校が、ご飯をだせば「給食になるわけではありません」。ここがわからないと、給食にコンビニ弁当の方が、値段としてもバランスがとれているよといった話をまねくことにもなります。

「給食」って、育ち盛り・食べ盛りの子どもに、「貧困と栄養といった問題」をなんとかしたいと思って、作った制度なんですね。当時の大人たちが、飢えに苦しんでいる子どもを、とても見ていられない。苦しくてしょうがないと思って、作った制度なんです。

もちろん、そこから何十年もたっているし、貧困や栄養についてもちゃんと配慮できる家庭はいいんですよ。でも、社会全体でみたときに、各家庭の自由にしてしまうと、まずしいところや、栄養バランスが悪いところがでるところが、どうしてもさけられない。

学校がある日のせめて一食は、町がきみたちの面倒を見るよ。もちろん、万全ではないけれど、大人たちがなんとかする。食べ盛り・育ち盛りのきみたちが、なんとか食べさせてあげれるものを用意する。待っていて欲しい…。これが給食という制度の根っこにある思いです。

もともと、制約がある中で、当時の知恵が形となったものです。せめて、子どもたちは…という思いを、法律というツールも使って、保障していこうとしているものです。みなさんも、機会があったら見て欲しいのですが、給食の歴史って、結構面白いですよ。

それは、先人たちの苦しい戦いの歴史です。牛乳ひとつとっても、戦って勝ち取った歴史ですし、知恵が至る所にちりばめられています。とくに、子どもたちに牛乳を与えることは重要だとして、10年以上、戦っていますしね。

ちょっと話が脱線しましたが、でもね。「貧困と栄養のケア」のことを考えていないご飯は、たとえ、学校がだしていたとしても、それは給食ではありません。

結局ね。食べてもらえないご飯、それも同様です。見た目は、給食だとしても、それは似ているだけです。必要な栄養を採ることができなくて、地域社会で面倒をみてあげるといった目的にそぐわないからです。

ちなみに、給食も教育の一環なんだよって考え方はありますが、デリバリー方式の場合、そばでご飯を作って、食材などについての説明が難しいところがあるので、給食を通じて、健康について学んでねというのはなかなか、いいにくいのかなって感じています。

だからね。事業者にまかせて終わりではないんです。

相手は、食品調理事業者で、ご飯を作ることのプロだし、調理の設備を持ってはいるけれど、何を作ってもいい「ランチやお弁当」を作っているわけじゃありません。

むしろ、「事業者からみたら、制約だらけ」ですよ。町の「こう作れ!」の枠組みの中で作っている中で、裁量なんかありません。

だって、町の給食だからです。町が、「値段と栄養」のことを考えて、コントロールしないといけない仕組みになっているからです。むしろ、他人にまかせている分、どこが一番汗をかかないといけないか。知恵が必要なのかはある程度明確です。

また、だからこそ、お弁当がいいという家庭もあるのに、口をだせるわけです。全体として、各家庭の自由にまかせると、お弁当を持ってこれなかったり、栄養が偏ったりするから、町が一律にバックアップしますと。ベースにある考え方はセーフティネットなんです。

たとえば、大磯町では、弁当を持ってこられない生徒がいませんか。貧しかったり、ネグレクトを受けているとか。食べれない子どもがいたりしませんか。もしくは、共働き世帯で、お弁当をつくることが大変、もしくは、冷凍食品で簡単にすましているとか、栄養が偏るとか、もちろん、こういった問題は、大磯町だけではないと思うんです。

でも、大磯町の大人たちとしては、そういった子どもをみたときに、育ち盛り・食べ盛りということを考えた上で、どういう風にしたいかですよね。

僕はね。前のニュースで大量に食べ残している給食の写真がでていたときに、すごく、気になったのが大量に食べ残しがでている写真の中、ひとつだけ、きれいに完食しているお弁当があったんです。

大量にご飯が残されているな…という印象を持つ一方で、目立たないけれども、きれいに残さずに食べられているお弁当がありました。これ、個人的に、ものすごく気になりますよ。

この子は、もしかしたら、家庭が貧しくて学校がある日にしか食べることができていないんじゃないかな…って。

もちろんね。お弁当がいいという家庭もあるのに、なんで給食にするの?という考え方も、よくわかります。特に生徒なんか多いんじゃないかな?給食かお弁当か、好きな方を選びたい。大多数のことを考えたときには、できるだけ選ばせてほしいという意見の方が多くなるはずです。

ただね。ここは、制度を作る人に話しかけたいのですが、給食を導入したい人には、ひとつだけ思いを至らせて欲しいなと思います。

簡単なことですよ。選べる家庭の人には、おそらく、わかりません。世の中には、なんでこんな目に…という、かわいそうな子どもがいるということですよ。必ずいます。

親から、たくさんの愛情やお金を受けることができるかは、社会全体でみたときには、ある意味偶然です。

給食という制度を作りたい人のポイントって、アンケートじゃないんです。もちろん、参考にはするんですよ。でも、心の中の順番としては、大量に食べ残している給食の写真の中で、きれいに完食している子どもどういった子どもなのかを想像してみた方がいいのかなって。

色々なことを選べない子どもたちもいます。必ずいます。お金がないから、余裕がないから、興味がないから、それこそ、理由は色々です。両親が離婚して、継母に厳しく育てられているような子どもだっていたりします。

大磯町だって、お弁当の時間が苦痛でしょうがないという子ども…いるはずですよ。

ちなみに、ここは考え方がわかれるところだけど、給食ってなぜなくなっていないんでしょうね?

日本全国レベルで見て、本当なら、お弁当との選択制でもいいはずです。でも、なぜ、一律に給食なのって。少なくても、現代においても、給食ってなくなっていませんよね。

給食法自体も、作って何十年もしてから、「食育」という言葉が目的につけたされました。ここだけみると、「貧困と栄養」はある程度クリアできるようになったようにも見えます。

でもね。僕は、給食を食べることで、栄養バランスを考えた食事ってこういうものなんだよって考えさせることって、そこまでポイントではないと思っています。とくに作っているところや、栄養について説明してもらう機会が少ないデリバリー方式ではとくにね。

けっこう、興味深いなと思ったんですけど、先程の鈴木京子さんのブログを見ていると、大磯町の議員さんの言葉で、まだ、給食にコンビニ弁当を提供した方が、意味があるといった下りがあります。

これは、町がお金に見合った内容の「ご飯」を提供できていないというところにポイントがありますよね。もちろん、ちゃんとしたものを提供できるかも必要だけど、そこで話がストップしてしまっている大磯町にさみしさを感じます。そこはクリアしてよって。

でも、学校がコンビニ弁当をだすこと、インスタントラーメンやお菓子の販売所を作ってあげること、ピザをとってあげること、これ全部給食じゃないよってわかると思うんです。もちろん、子どもは喜ぶでしょうけどね。

制度と作る人としては、給食が、ちゃんとしたものを提供するのはもちろん、「貧困と栄養のケア」をメインにしているというのはわかってほしいなって。

でもね。僕もこの給食法の「食育」という付け足しがわかりにくくしているのは理解しているんです。文字として並んでいますから。

ただ、ほぼ日本全国の中学校には、給食が導入されていますよね。そして、あまり選べるようにしていないです。そういったことを考えると、あなたのために「食事とはなにか」を教えてあげますねといったところって、建て前のはずです。

法文上は、食育ですが、たぶん、思いとしては「貧困と栄養」のケアというメインをあえてわかりにくくするための優しさなんじゃないかなって。

義務教育の幼い段階で、子どもたちを一律に扱う。少なくとも、貧しさや他の理由で、お弁当を用意できないということを意識させない。僕は他の家庭とは違うんだ…という悲しい思いをさせない。

もちろん、給食法にそんなこと書いてないといわれたらそれまでだけど、ただ、今、給食が導入されている県では、お弁当との選択制ではないこと。そして、今なお、給食という制度はなくしていないことを考えたときに、給食のポイントって、食育がメインなら、ちょっと押しつけがましいかなって。

学んで欲しいというよりは、子どもたちを助けてあげたいという思い。それは、当時の大人たちが、お腹がすいている子ども、とても見ていられない。つらくてしょうがないと思ったことから始まっている制度なんです。

町で大人たちがなんとかしたいと思いが形になったものです。ポイントは、選ぶことができる家庭の方を向いているわけじゃないというところです。

6 スマートな解答って必要?

じゃあ、どうすればいいの?ですよね。大磯町では、1080万円の予算を組んでいますが、この内容は、「自校、センター、親子方式など」、給食をどの方法で提供するかについて、調査するためのお金です。

ちなみに、デリバリー方式は排除しているわけではなさそうです。ただ、受けてくれる事業者は、まず、難しそうですよね。

ところで、みなさんは、この調査費どう思いますか?どの方式でいくのがいいのか、比較検討するのに1080万円のようです。これが、最初にいった、大磯町の町長がどの方式がいいか専門家にコンサルをお願いするといった内容です。

結局ね。詳細レポートがでてきても、どの方式で給食を提供すべきかは、まず、クリアにならないです。…たぶんね。

理由は、どの方式も完璧じゃないからです。結局は、メリットもデメリットも並んだ詳細レポートが返ってきます。ちょっと、町長は、マスコミに責められすぎていやになっているかもしれませんよね。

ぼくなんかは、愚直に思いを進めればいいのに…って思っています。そんな、スマートな回答なんか求められていないよって。いくら責められたっていいじゃないって。

厳しい言葉でも、未来の子どもたちの利益にかかわることなので、期待されているんだよって、わかって欲しいな思います。

だされた給食は、ある程度、期待値に見合ったものだよね。行政としては、過分なコストじゃないよねというのがわかればいいのかなって。そのレベルです。

だから、逆をいえば、どの方式でも変わらないですよ。給食が一定のレベルで、コストさえ過剰でなければ。どの方法でも、そこから浮かび上がってくるデメリットをどこまで抑えることができるかを検討させればいいはずです。

そして、それは、自分のところの行政組織に検討させればいいのかなって。

①自校方式なら、コストがデメリットになるので、じゃあ、どこまで抑えることができるのか。②もしくは、親子方式・センター方式なら、距離がでてくることによって、保温管理と、まとめて大量に調理するので、献立のバリエーションが狭まるというデメリットがでます。

プラス、センター方式なら、調理場の用地を別途手当する必要があるので、それを自分のところの行政組織に検討させて、まずは、自分なら、大雑把にどれがいいか判断してみればいいのになって。

ちなみに、センター方式を採用する場合、今ある小学校のアツアツの給食と、子どもたちのうわぁという笑顔を奪うことにつながるので、あまりよくはないだろうなとは思っています。

でも、自分の考え方に基づいて、コスト過剰でないということさえ確認すれば、どの方式を選んでも間違いではないだろうし、逆をいえば、方式を分析した詳細な調査レポートを見ても、結局、答えはでないだろうなって。

色々なものを読んでも、僕には、なぜ、大磯町には給食が必要なのか、町長は、なんで給食を導入したいのかという思いが伝わってきません。

それこそ、シンプルでいいと思います。

「町で子どもたちを育てていきたいんだ。学校のある日の昼食だけ僕たちに用意させてほしい。きみたちが、貧しさに苦しんだり、栄養が偏ったりしないようちゃんとした給食を用意する。

もちろん、必ずしもご馳走じゃないかもしれない。でも、きみたちはわかってくれると思う。大人たちはすごく期待している。そして、きみたちが、健やかに育って欲しいと強く願っている。ご飯を食べて、学んで、運動して、今を大事に、一生懸命成長していって欲しい。

僕たちがご飯を用意する思いに気づいたときに、できれば大磯町を好きになって欲しい。そして、僕たちがかつて町に育ててもらったように、できれば、次につないでいって欲しいんだ。」

本当は、これだと抽象的過ぎますけどね。もっと大磯町で、町長が、給食が食べたいという子どもとじっくり話せばいいんですよ。きみは給食が必要かって。食べたいかって。もともと、給食が、お腹を空かしている子どもたちをとても見ていられないというつらい思いから始まっているんですから。

給食という「法律上の装置」を使って、だれを守りたいのかがあまり具体的にイメージできていないんじゃないかなって思います。

そういったことを考えたときに、デリバリー事業者に、調理だけ任せるとしても、子どもたちに安心しておいしく食べてもらえる工夫をしてなかったり、全国の給食の知恵を収集していなかったり、異物が入っているとか、何かあったときに場合に、すぐに自分たちでコントロールできるような仕組みにしていないことって、すごく問題があると思うんですね。

「給食」と「お弁当」、似ているようですが、まったく違います。お弁当と選択できるようにすること、それも、本当はちょっと違います。

それは、町が学校がある日の1食だけは、「子どもたちにご馳走を用意する」という約束だからです。もちろん、見た目は、ご馳走ではないですよ。でも、ご馳走です。

町が、子どもたちのために「貧困と栄養」のことをすごく考えて作ったご飯だからこそ、特別なんです。大磯町が、子どもたちの身体にいいと思うものをわざわざ管理しているからこそ、お弁当がいいという家庭ですら口出しできます。

でも、もっとシンプルに、まずは、「冷たくておいしくない」といっているんだから、そこを真剣に捉えないと。そして、大きな部分は、距離なので、どうやったら、コストをかけすぎないで調理するところと食べるところの距離を縮められるか検討して欲しいなって。

食べ盛りのこどもたちが、こぞって残している状況…冷凍食品チックなものものを冷たいままで出し、

子どもたちに食べてもらえないのは予想外…塩気が足りないのではないか…

異物混入にしても、なんで入ったかわからない。これね。普通の人がこれを聞いたら、本当のこと言ってないよね…と、とられます。

だってね。味と、異物混入にしては、よほどイレギュラーなレベルの子どもたちの自作自演でない限り、こういうニュースにはならないですよ。食べ盛りの子どもたちが、毎日お腹を空かせてまで演じるメリットがありません。

でも、全国との食べ残し割合といった数字が出ている以上、大磯町の大人たちのチェックも入っていますよね。

塩気が少なければ、ほぼ給食を残す大磯町の子どもたち、食べてもらえないのは予想外って…それは、現場を見に来ていないか、事業者にまかせたまま、なにも管理してきていないととられます。

分析していないし、少なくとも、なにか本当のことを言っていないなって。

だから、議員にコンビニ弁当の方が合理性があるって、コメントされちゃうんですよ。

コンビニ弁当は高いし、栄養が偏よりがちだけど、子どもたちにだせば、お金払った分は、お腹が一杯になります。実質的に廃棄されちゃう給食チックなものよりは、合理性があります。

異物混入については、混入ルートがわからないというコメントも一杯書きたいことがあるのですがやめときます。

でも、本当に、方式の検討、コストメリットの調査費に1080万円を使っても、おそらく、レポートから、数式の答えみたいなものはでてこないはずです。

それは、「給食」…町がご飯を用意することのベースの発想って、行政サービスじゃないからです。

もちろん、ここは考え方はわかれますけど、基本は、費用対効果の話じゃないなって。

僕は、「給食」は、地域の子どもたちが健やかに成長するために、全国的に保障している「制度」と捉えています。なので、ある種必要なコストについては、過分じゃないことのチェックがされていれば足りるのかなって。

でも、どうしても、コスト検討という考え方もあるでしょうね。それなら、できるだけ近くの事業者で、スチームオーブンを設置することもあわせて検討すればいいのかなって思います。

でも、いずれにしても、対応を見ている限りは、仕出し弁当事業者との交渉をしているような対応に見えてしまいます。もっと、大磯町の給食なんだから、ちゃんと子どもたちに食べてもらえるよう自分のところで管理する方向で一度考えてみたらいいのになって。本当に思います。

それこそ、だれにどういった給食を提供したいのって?シンプルで愚直な思いで考えて欲しいなって。湘南発祥の地、自然・観光の豊かな大磯町に、今後も給食がないのっていいの?って。

デリバリー方式では、マスコミにたたかれるほど、失敗をしたのだから、議員も協力してくれますよ。他の場所はともかく、ウチでは、自校方式か親子方式でいかないといけないかもしれないなって。

もちろん、失敗はしていますよ。でもね。失敗したことがなんの問題ですか。制度を立ち上げる人は大変です。うまくいかない。ごく当たり前です。他の自治体だって、デリバリー方式で一杯失敗していますよ。

せめて、自校方式と、親子方式だけでも、自分のところの組織で検討させればいいのに、少なくとも、親子方式の、法律上の問題、ただし書きの解釈は、弁護士も対処できることもわかっているはずです。

もちろん、「冷めてておいしくない」といった部分をどう考えるかで、まず、「おいしくない」というところも入っているので、本当は、給食の献立には問題がないことも確認が必要ですが、

でも、少なくとも、他の事業者に切り替えたいんだなというニュースをみたときに、これじゃ問題は解決しにくいのかなって、思いました。

それって、シンプルに、給食って、町が自分のところで「貧困と栄養」のことを考えたご馳走を用意するといった考えだからです。他の事業者に替えるなら、少なくとも子どもたちに食べてもらえるよう、「町が」給食の温度にこだわらないと難しいだろうなって。

そして、その原因は、学校と調理するところの距離が大きいなってところに気がついて欲しいなって。

みなさんは、どう考えますか。色々な考え方があるかと思いますが、この内容がちょっとでも参考になると嬉しく思います。

 

sponsored link

down

コメントする




あいさつ

実績

副業せどりを始めて3ヵ月で月商100万円達成。2017年1月現在(7ヵ月目)160万円更新中。

にほんブログ村

いい記事があったときに、ぽちっと押して頂けると励みになります。みなさんの応援が必要です。

にほんブログ村 小遣いブログ せどりへ
にほんブログ村


せどり ブログランキングへ



sponsored link