2019/02/27
1 空が昼間以上に明るくなるようなものすごい閃光！！
火の粉を天高く織りなして、夜空を閃光で白銀に焼きつくしてほしい。花火大会の表現としては、すごく変わっていますが、僕がこの花火大会でまず感じたことです。
え、何を言っているの？という声が聞こえる気がします。でもね。江戸川区・市川市民花火大会の演出ってすごく多彩で、見ている人それぞれのストーリーがあるものなんです。
江戸川区・市川市民花火大会は、隅田川花火大会のように、質・量ともに圧巻の2万2先発、豪華絢爛というのは違っていて、繊細で多彩なものをいくつも重ねて、それが色鮮やかに変化していく。
気がつくと、我を忘れて見入ってしまう。複雑で多彩な演出から目が離せず、火の粉の織りなす夜空がたまらなく心地よい…
今日は、人によって違う、この花火大会のよさを少しずつ説明してみたいなって思っています。そして、この花火大会のよさを説明していくなかで、みなさんも、このちょっとだけ他と違う花火大会をきっと気にいってくれると思います。
2 東京と千葉が川をはさんで空を見上げる日
江戸川区・市川市花火大会って、東京・千葉の花火大会のなかでも、すごく人気が高い花火大会です。ん？東京・千葉ってなんね、東京の花火大会じゃないの？？
という人がいるかもしれませんが、実はねぇ。江戸川区・市川市花火大会って、千葉と東京の境にある江戸川で行われます。花火自体は東京側からの打ち上げです。
なので、千葉の人からすれば、江戸川をはさんで、向こう側に東京の人がいっぱい花火を見に来ているなぁというのが見えますし、逆もそうです。東京の人も、おぉ、川の向こうもすごいなぁ。盛り上がっているなぁと思っているはずです。
もちろん、それぞれ、名前がついていて、2017年は、東京は、第42回江戸川区花火大会になっていますし、千葉では、第33回市川市民納涼花火大会となっています。
ちょっとしたユニークなところですよ。でも、不思議だと思いませんか。川を挟んで、東京の人と、千葉の人が夜空を見上げる日があるんだなって。
3 隠れ日本一を見出して欲しい
もちろん、江戸川区・市川市花火大会って、東京と千葉の夏を代表するイベントで、ものすごく人気の高い花火大会です。
有名な隅田川花火大会は毎年95万人ぐらいの人が来ていますが、江戸川区・市川市花火大会って、江戸川区(東京)で90万人。市川市(千葉)で49万人。
あわせて139万人以上もの人が、国内トップクラスの1万4先発の花火をみるためにやってきます。夜空を見上げさせる魅力を持った大会では、実は、全国最大規模です。
千葉のみなさん、とくに市川駅周辺の人は知ってましたか？市川って、のどかな北と都会な南側で雰囲気が違いますが、総武線沿線としてはめずらしい綺麗な町です。
一通りそろっているし、色々なものにアクセスしやすい。夜は静かだけど、全体としては、どちらかといえば都会のような駅でやっている花火大会が実は、全国最大規模です。
えぇ！そうなの？って思いませんか。川を挟んでみているからというのがありますが、実は、動員数日本一です。隅田川花火大会の1.5倍の人たちが、この夜空を楽しみに来ています。
4 多彩なものが複雑に絡み合って、人の心に訴えかけてくる
(1)まずは、立体感ときらめき
みなさんに、これだけは見て欲しいというものがあります。それは、江戸川区・市川市花火大会のオープニングです。48秒から1分17秒あたりまで、ちょっとだけみてみてください。
(出典：Benoist)
カウントダウンの後に、花火が1段目、2段目と立体感をもって拡がり、花火が空を白銀に焼きつくす。そして、銀河のようなまたたきが夜空の隅々にいきわたっていく。
この花火大会のいいところは一杯あるのですが、立体感と時間差、そしてきらめきのはかなくも残りゆく姿がすごくいいなと思っています。
みなさんも、この花火大会のオープニングはぜひ、見てみてください。5秒間で1000発の花火をもって、空を一瞬で染め上げ、はかなくまたたいていく。そばでみれば、すごい…と思わずつぶやくのかなと思います。
とくに、今年は、「満開！江戸川大輪花」とテーマがつけられていますので、期待してもいいのかなって思います。
(2)心地よい艶やかさ
それだけじゃありません。ここの花火の特徴として、彩(いろ)どりが綺麗で艶やかというのがあります。でも、実際に見てもらいましょうか。
（出典：AQUA Geo Graphic）
30秒とかどうでしょうか。ここの花火大会、赤と黄色は大得意ですが、僕はこれを見ると椿(ツバキ)をイメージします。発色豊かな赤色の中に、実は、真ん中は黄色。綺麗ですよね。
鮮やかな赤と黄色、1分7秒もぜひみて欲しいなと思います。
ここの花火師はちょっとした魔術師で、見ている人がすぅっと惹かれていくような、火の粉がきらめき、流れるような絵巻物をつくるのが得意です。
1分35秒からみてみてください。
右側から、赤・黄色・緑・紫、そして、金色が順にまたたいていきます。
2分からの花火が静かに昇っていくすがたもいいですよね。白銀も得意ですので、見落とさないでください。2分20秒、2分50秒の夏に涼しげな雪や、銀河を思わせるような、彩使いをぜひ堪能して欲しいなと思います。
5 江戸川区・市川市花火大会の2017年の開催日時や会場を全体的に知りたい！
■ 江戸川区・市川市花火大会
立体感ときらめき、彩艶の絵巻物をあなたの思い出に！！
日時 2017年8月5日（土） 19:15～20:30※荒天・雨天時：8月6日(日)に延期打ち上げ数：約1万4000発前年の人出：約139万人(江戸川区側90万人・市川市側49万人)開催日時：2017年7月29日（土） 19:15～20:30
【東京側】会場：江戸川区花火大会：東京江戸川区上篠崎1丁目25番交通 ：電車のみ①JR総武線 小岩駅より、徒歩約25分②都営新宿線 篠崎駅より、徒歩約15分※！！注意：ただし、当日はこんで動けないことが予想されるため、下記駅から移動することをおすすめします。③京成線 京成江戸川駅より、徒歩約25分④都営新宿線 瑞江駅より、徒歩約45分
駐車場：×なし問い合わせ先：03-5662-0523 江戸川区花火大会実行委員会事務局(区役所：産業振興課)
HP：https://www.city.edogawa.tokyo.jp/hanabi/index.htmlトイレは仮設場所以外期待が難しい
【千葉側】会場：千葉県市川市大洲3丁目 江戸川河川敷交通 ：電車のみ
①JR総武線市川駅南口より、徒歩約15分
※！！おすすめ：JR市川駅が一番混雑しますので、JR本八幡駅、京成国府台駅、京成市川真間駅からの移動もおすすめします。また、鑑賞スポット穴場の行徳会場へは、メトロ東西妙典駅からの移動になります。
②JR総武線本八幡駅(隣駅)南口より、徒歩約30分※本八幡駅南口より路線バス運行あり。 （京成トランジットバス・市川駅行き「大洲防災公園」下車）③京成電鉄 国府台駅、または、市川真間駅より、徒歩約20分④東京メトロ東西線 妙典駅より、徒歩20分
駐車場：×なし問い合わせ先：047-711-1142 市川市民納涼花火大会実行委員会事務局(市川市観光交流推進課内)
HP：http://www.ichikawa-hanabi.jp/
トイレは仮設場所以外期待が難しい
プログラム：19:15分のオープニングのあと、19:25-20:15は、8つのテーマを10分ごとに展開します。No, 時 間 テーマ 見どころ（イメージ）
1 19:15 満開！江戸川大輪花！ オープニングは江戸川名物の5秒間1,000発花火！満開の大輪の花火が色とりどりに咲き誇ります。
2 19:25 白銀の富士 今年の富士は冬景色。白銀の雪に染まりゆく雄大な風景をお楽しみください。
3 19:35 キラキラ☆夏色アンサンブル パステルカラーの鮮やかな花火が江戸川の夜空を色彩豊かに染め上げます。
4 19.45 CRASH×CRASH！ 今宵夜空は決戦の場！縦横無尽にせめぎ合う花火たちの競演に注目です！
5 19:55 Let IT Bee ダッシュ！ ～自由気ままに駆け回れ～ ブンブ～ン♪自由気ままなミツバチたちが、大空いっぱいに飛び回ります！！
6 20:05 神秘の楽園～ムラサキの癒し～ ムラサキが咲き誇る神秘の楽園…優しい光の花々が皆さんに癒しと安らぎをもたらします。
7 20:15 イエローマジック！！ 黄色の次は…。まるで手品のように色を変化させる花火のショーが会場を盛り上げます！
8 20:25 GOOD LUCK～希望の虹～ ラストを飾るのは彩りあふれる花火と金銀色のカムロシャワー！降りそそぐ希望の光が皆さんの明るい未来を照らします。
6 でも、東京と千葉どちらがいいんだろう
(1)多彩な演出をどこまでも味わい尽くしたいなら東京で
もともとは、東京側であった花火大会ですし、打ち上げも東京側から行われます。ここの花火大会は音楽に合わせて花火を打ち上げているところがあって、すぐそばで、花火の光と迫力を望む人は、やっぱり東京側。
とくに場所取り次第では、ほぼ真上に打ちあがる花火が楽しめる篠崎公園・江戸川グラウンドがいいんでしょうね。もともとは、千葉で見ていたけど、東京側で見てみたら、もう川の向こうには帰れないというブログを見たことがあります。
僕は、そんなこといわずに帰っておいでよ！って、勝手に思っていますが(笑)、でも、たしかに、そうなんですよ。わかります。
ここの花火大会の特色として、隅田川花火大会と違い、打ち上げ場所付近には障害物となる建物がありません。ここまで見に来たんだ。ならば、どこまでも、近くで見てみたいという思いって、わかります。
眼前にいっぱい広がる花火の躍動と、花火の轟音、身体に伝わる振動、音楽。光の祭演の迫力とそこに参加しているんだという気持ちがあるなら、東京会場の「篠崎公園・江戸川グラウンド」をおすすめします。
とくに、動画を見ると、女性のアナウンスが入っているのがわかるのですが、個性的で結構面白いです。花火って、音がないと魅力が減ってしまうというところはあって、
ものすごく混んでいるけれど、ちょっとぐらい大変でも、目と耳で花火の催しを楽しみたいんだ。花火を見に行きたい。聞きに行きたいんだ！そういう人は東京です。
(2)バランスよくいいところどりをしたいのなら千葉に
じゃあ、東京の会場がいいんじゃないの？って思っているみなさん、お待ちください。花火大会って、眼前にひろがる花火だけが魅力ですか？
子ども連れのお父さん・お母さんも、子どもが尋常じゃないぐらい大はしゃぎするポイントって、花火だけではないですよね。花火をとりまくすべてが思い出です。
江戸川区・市川市花火大会の観客数って、隠れ日本一です(139万人)。東京90万人・千葉49万人です。隅田川花火大会の95万人もそうですが、やはり、90万人ってワンランク違うんです。ものすごい混雑なんですね。
それに対して、千葉は49万人の人です。ついでにいえば、千葉ではこれでも多いんですよ。20万人をこすような花火大会って、たしか4つぐらいで、ひとつはこれです。後は、柏と松戸、木更津の花火大会です。
たしかに、市川駅は混みますが、どちらかといえば都会という立地にしては、十分に大きな駅だということと、他の3つの駅で分散されることもあり、混雑はたえられます。
そして、江戸川区・市川市花火大会って、やはり花火を見に来る人、隠れ日本一の大会なんです。8月5日のその時間は、夜空を見上げている人が一番多い日なんです。
小さな子どもがいて、混雑しすぎるのはちょっと、だけど、大きな花火大会で思い出をつくってあげたい。できれば、日本を代表するような花火大会でと思っているパパとママはぜひ千葉に来てみてください。
迫力と音楽だけが花火のすべてではないです。ちょっとしたところでは、対岸にある千葉の夜空の花火と川面にうつり揺れる光の影、美しい光の余韻もポイントとしてひろってくれるといいなと思います。
そして、やはり、千葉でお祭りの雰囲気、あじわってください。規制のある東京と違い、千葉では、当日、ひらけた駅前で色々なお店が、冷たい飲み物を氷の入ったクーラーワゴンに入れて売っていたり、
フランクフルトや焼きそばなど、色々な食べ物をお店の前に人を立てて売っています。店頭販売での、枝豆や、ちょっとした総菜、家庭的な出店もあって、なかなかいいですよ。
お昼頃から21時くらいまで、河川敷に行くまでの商店街や、河川敷で色々なお店が変わったものもだしていますので、ぜひ、楽しんでみてください。
あと、せっかく市川駅に来たならば、甘いものが好きな人は、できれば、駅から2分ぐらいの有名な創作ケーキ屋さんモンペリエによってみて欲しいです。
外見は小さくて地味なお店です。でも、ここの、もちもちシューくりーむ(250円)と、和栗の味わいが自己主張している和栗のモンブラン(460円)がなかなかおいしいので、おすすめします。
もちもちシュークリームは、モッチモチです。ごめんなさい。こんな頭の悪い説明もないのですが、そうだとしても、もう一度いいます。このシュークリームはもっちもちなんです。
パイ生地とくらべ、おもくなくぺしゃんと潰れることもない。ほどほどの大きさで、もっちりしているので、シュークリームの中でも子供に好かれそうな味わいです。
また、和栗のよさを説明するほどこなれてませんが、栗って、甘さや香り、ほっくり感が特徴にあるのかなって思います。
多分、和栗のいいところなんでしょうね。洋栗に比べてホクホクしていて、サラっとした印象を受けます。また、洋栗よりも、もっと濃厚で凝縮されていて、食べやすく甘すぎないので、気をつけてください。
和栗は甘すぎなくても、自分にはどうしても甘くなってしまいます。市川駅にきたら、南口側の小さなお店ですので、もし、機会があったらよってみてください。ちょっと気にいるポイントです。
