2019/02/27
1 花見だいふくはない!雪見だいふくだよね
あなたは、雪見だいふくが秋冬限定のアイスだって知ってました?
僕は、雪見だいふくって、1年中売っているアイスだと思っていました。きっかけは、コレ! Yahoo! ニュース。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180329-00010002-ssnp-bus_all
タイトルを見て下さい。秋冬限定のアイスを、通年販売しますよ。しかも、全国でって、書いてます。
雪見だいふくって…もとから通年販売じゃないの?これを最初に思いました。
もしかして、僕は社会常識のないアホかも?頭にも一瞬よぎります。
頭の中の僕が話しかけます。「雪見だいふくが通年販売…?!!お前がそう思うんなら、そうなんだろう…」「そう…お前のなかではな!!」
クワッ!!、瞳孔が開きます!こっ、これは…。確認しなくてはいけません!
どうか…じっちゃん…僕に力をかしてください…
はっ、そういえば!!
日本全国では、アイスを売る男たちがいるじゃないですか!!日夜せわしい社会生活の戦場の中で、黙々とアイスを売る男たち…
ほんとはね、いらっしゃいませっ!ていうから、黙々じゃないけどね。
でも、身近なところにアイスを売る男たち、いますよ。気がついてしまいました。それは、誰ですか?
日夜、すぐ身近でアイスを売りし者。ザッツ、コンビニの店長ーー!!
単純に、聞けばいいじゃない!!
プロとしてアイスを売っている者が知らなければ、僕が社会常識を知らぬアホなのかも答えがでます。
さあ、さっそく聞きにいってきましょう!
2 人を堕落せしめるスイーツを売りし者よ、さぁ、語るがよい!!
家の最寄りのファミリーマートにテクテク歩いていきます。ときは、深夜の2時、着きました。着きました。ここの、コンビニの店長、まぁ、オーナーでもあるけど、深夜は一人で店を守っています。人件費節約です。
ときどき、買い物がてら話をしたりするんですけど、商売をやっている人って、結構、話が面白いんですよ。結構コンビニならではの話を聞きます。
ちなみに、レジの前にこれがあって、買ってきつつ話をしたんですけど。バナナを挟むとなにげにものすごくおいしい。昔からあるお菓子のデラックス版。ラズベリーとか好きな人に
たとえば、コンビニの本のコーナーって、オーナーには、なんの本を置くのか、まったく選ぶことができません。
セレクションは、本の取り次ぎをする業者が決めています。だから、返品もできるんですけどね。でも、お客さんから見たら、ちょっとイマイチなセレクションもあったりもするでしょ?こういう本入れてよってできないみたいです。
おっと、おっと、アイスの話をしなくてはいけません。
「雪見だいふくって、一年中売っていないようなニュースを見たんだけど?」。「あまり認識ないですね!あっ、そういえば、昔、雪見大福って外国の人に人気があって、夏にアイスがあるかって聞かれましたね。」
「だから、夏にはないとわかっているけど、たぶん、それがなかったら知らなかったですね。売っている時期も半年ぐらいかなって思ってます。」
聞きました…聞きましたよ。24時間体制でアイスを売っているプロであっても、期間限定なのは、たまたま、過去にお客さんに雪見大福アイスがあるかって、聞かれたからという内容です。
24時間営業のプロですら、じつは、あまり通年販売であるということを知っていません。
1 じゃぁ、雪見だいふくが売っている時期っていつなの?
せっかくなので、ロッテのページからも引用しましょう。雪見大福って、こんな感じです。
https://www.lotte.co.jp/products/brand/yukimi/lineup/
(引用:ロッテ公式ページ)
みんなが見るような2個入りって、9月から5月までの秋冬季限定です。
みていて、アメブロで、AYAのお気に入りな日々さんの記事もわかりやすかったので、これも、あわせて紹介しますね。(引用:https://ameblo.jp/neco926/entry-11928634029.html)
2個入りは、9月ごろ…ちょっと前ですが、ここでは9月15日に解禁しています。ちなみに、9個入りのミニ雪見だいふくは一年中あります。ただ、業務用なのでお店とかでは見ないですけどね。
あと、パッケージも、レアパッケージがあるのは知りませんでした。なるほど、定番以外に、雪がハートになっているデザインもあるんですね。1/21だそうです。
遊び心って意味では、実は、フォークにもレアデザインがあります。ここでは、見せませんが、ヒントはこれですよ。「餅―ふ」になっている動物いますよね。
そう、キャツです。ネコではないですよ。そう、この子です。気になった人は、ちょっと探してみてください。いつもと何かが違うと気づいたときに、ちょっとした幸せタイムが待っていますから。
2 なぜ夏に販売しないの?
基本的には、ロッテのマーケティング戦略です。雪見だいふくをユニークな商品として、他のアイスクリームと差別化する。そして、他社メーカーの強くないところに出す。そして、そのためにちょっとした工夫をする。これがベースです。
雪見だいふくって、もともと、1981年に「冬に売れるアイスクリーム」として取り上げられています。でも、もともと、ロッテは、アイスクリームの中では弱い立場でした。
僕なんかは携帯業界にいて、たとえば、ドコモ・ソフトバンク・AUがある中で、新規の会社が通信会社をやろうとしたら大変だと思うのですが、1970年代のロッテも、たぶん、似たような状況だったはずです。アイスは夏に売れる。そして、牛乳に強いメーカー「雪印乳業とか、明治乳業とか、森永乳業」の3社がすでに、アイスクリームの覇者として、君臨している。
その中で、あえて一番売れる夏ではなく、他社メーカーがあまりだしてこない、秋冬でも美味しく食べられるアイスクリームにしています。
3 結構きめ細かい工夫がある
だから、独自性、冬にほのぼのコタツに入りながら、たべるアイスになっているでしょう。パッケージも普通、アイスは冷たい白とか青が多いのに、赤い、暖色になってる。また、もともと、マシュマロの中にアイスが入っていたものを、和風テイストのお餅にくるんでみたりもしています。
これって、マシュマロだと、若い世代だけだけど、お餅なら、幅広い年代に楽しんでもらえるって工夫です。
このお餅なんかも、不思議に思いませんか?たとえば、正月にたべるお餅って、金網の上で焼いてはじめて、プクーゥッ!って柔らかくなります。逆をいうと、冷えるとカッチンコッチンです。
アイスはどうでしょう。少なくとも、金網の上で焼くような愚か者はいないはずです。
冷やせばカッチンコッチンの餅と、温めると、溶けちゃうアイス。普通だったらフュージョンできません。融合不可です。
でも、CMなんかも見てみるとわかりますが、このお餅が伸びるとこってすごくいいですし、意外と不思議ですよね。
(画像引用:https://youtu.be/1sZAmWf_iCo)
じゃあ、どう解決するのってところで、ロッテは特許をもっていますが、解決方法はスイーツらしいやり方です。餅に砂糖を足すことで解決しています。
ちなみに、餅に砂糖を足したもの、それを「ぎゅうひ」といいます。こんな、イメージですね。
これって、和菓子の材料です。シンプルに、もち米に砂糖を混ぜたもの。大福って、日常感覚としてモチだけどやわらかいってありませんか?それって、砂糖をまぜてるからです。
でも、それだけじゃ、わからない人もいますよね。もちろん、説明しますよ。じっちゃんの名誉にかけて。
もともと、モチやご飯とかが冷めるとカチカチになる理由って、でんぷんが水分を中に取り込んじゃうからです。そうすると、モチやご飯自身は水が抜けてカチカチになる。
逆に、加熱すると、柔らかくなるのは、でんぷんの中から水分が染み出すから、また柔らかくなります。
柔らかさの決め手は、水分の保持というのがポイントです。モチに砂糖を足すと、かわりに砂糖が水分を保持してくれて、でんぷんが水分を吸収しにくくなります。なので、やわらかさが長持ちします。
これが、冷やしても固くならない工夫です。ほのぼのとしたアイスで、ちょっと他にはないユニークな工夫がされている。しかもそれが受け入れられていますよね。
何年、ロングセラーになっていますか。1981年から…35年、もとい。36年ですよね。まさに人気・有名商品。圧倒的定番商品です。
実際、日本ロッテの売上3232億のうち、アイスクリームは786億円と、4分の1を占めるメインです。このうち、今後、雪見大福で100億円の売上を目指すといっているんだから、雪見だいふくって、おそらくアイスクリームの1割ぐらいを占める愛されている商品のはずです。
でも、メーカーはひとつだけ見落としました。もちろん、ポイントとしては、マーケティングに勝ってます。でも、理あるがゆえにひとつ見落としました。
それって、シンプルで、僕らが、雪見大福って「秋冬限定」だって、みんな当然知っているだろうって。
でも、実際は、日本全国で、なんとなく、知らない人の方が多そう…って気がしません。僕意外にも200万人はいますよ。
でも、今から、みなさんにお見せしましょうか。真実ってやつを…そう、この世に解けない謎などチリ一つありません。
雪見だいふくが1年中売ってないことをみんな知らない理由…ごくごく当たり前のことを、今から解き明かしていきましょう!
それは、これです!
3 だって、いつもある気がするもん
あたり前だけど。まずは、これ。36年間も続いているようなロングセラーだから、名前がしれすぎている。限定商品のイメージって、あまり何年間も続かないので、まず、秋冬限定って、あまりイメージがわかないですよね。
プラス、夏でも、あるところにはあるんです。実際、夏にたべたことがあるって人いませんか。9個入りは別として、2個入りの雪見大福、あるところには、ありますよ。
こういうのを、コンビニの店長に聞きに行ってたのですが、コンビニの店長って、こんなことを言うんですよ。
「アイスに売れ残りってないですよ」って。ん?と思いません。お店として「商品を仕入過ぎたら」どうしてるのって、機会があったらコンビニの店長に聞いて欲しいのですが、本なんかは、売れ残ったら、返品できるようになっています。お弁当とかはどうですか?賞味期限が来たら、捨ててますよね。
でも、アイスについては「仕入過ぎたら、どうしてるの?」って聞いたら、こんな答えになります。「アイスに売れ残りってないですよ」って。
買って、売れるまでおいとけるってことです。その理由って、アイスに賞味期限ってないからです。僕ね。ロケットニュースのこの記事、視点がすごく面白いなって、思うので、みなさんにも、ぜひ、見て欲しいなって思ているけど、
アイスって、ちゃんと冷凍できていれば、品質劣化する可能性が極めて低いので、賞味期限を書かなくてもいいことになっています。
ほう…アイスの王様、ハーゲンダッツですか。ちなみに、コンビニの店長に言わせると、ハーゲンダッツって、普段はそうでもないけど、正月にものすごく売れるそうです。
イメージとしては、何かお祝い事のときの贈り物イメージで、めでたいときに、ちょっといいものが必要というときに、買われるみたいですね。
ちなみに、冬の売れ筋は、ミルクしっとり系だそうです。もちろん、雪見大福も含まれています。逆に夏はかき氷系ですよね。サクサク食べれるもの。僕なんかはジュースとアイスを同時に買っちゃいますが、コンビニとしては、夏は、アイスというよりも、飲料がメインのようです。
そして、商品ごとに仕入れるべき量って、これぐらい発注してくださいって、機械にも表示されるみたいだけど、あまりあてにならないんだよっていいます。
だとしたら、雪見大福が夏に冷凍ワゴンで売ってたとしても、
「わけなんているのかよ?」「え?」ですよね。だって、「コンビニの店長がアイスを仕入れる動機なんて知ったこっちゃねぇが…
お客が雪見だいふくを買う理由に論理的な思考はないだろ?」ってなりますもん。
すみません。名探偵のコナンの名セリフを無理に、引っ張ってきているので、意味不明ですよね。
でも、言いたいことは、アイスの個数も、余計に仕入れて、売れ残っちゃうこともあるってことです。もちろん、シーズンとしては、9月-5月だけど、場所によっては、5月以降もときにはあるよってことです。
全体としては、ものすごく広く親しまれているけど、まだ、コアなファンがちょっとだけ少なくて、残っちゃうところもあるかもしれないですよ。
それと、通年セールも、場所によっては、やっているところがあったからです。今まで、テストでは、15年には、首都圏でスモールでテスト、16年に北海道・九州エリア、17年に東日本と、九州でやっています。
なんか、人によって、雪見大福アイスって、いつもある気がするって思う人もいるだろうけど。こういったことですよね。
4 きっと売れる!
今回の通年販売、絶対売れているはずです。ものすごく売れているはずです。そうすると、マーケティングの出だしとしては、差別化・限定化でよかったけど、ちょっとだけ、自分でブレーキかけていたかも知れないところはありますよね。
ちょっとした雪見だいふくのような自社のアイドルをどこまで守るかは悩みどこだけど、成長した後は、やっぱり全国でいつでも売り出していくべきかなって思います。たぶん、まだまだこれから人気が伸びそうですよね。
ちなみに、雪見だいふくアイスを使ったレシピも悪くはないです。囲い込みって意味でも、きっとヒットするはず。
https://www.lotte.co.jp/products/brand/yukimi/recipe/
でもね。1点だけ、僕は千葉なんだけど、ご当地レシピのビーナツ雪見バーガーはベタ過ぎるので、もっとユニークなところを拾ってレシピ工夫して欲しい!と思いました。
個人的には、三重のがうらやましいです。
特徴もあるし、イチゴといったセレクションもいいし。みていてお菓子としても、華やか。
ちょっとピーナツバーガーにいいたいことがあったので、
もしかして、静岡はお茶?京都は八つ橋?とベタ仲間探しをしました。でも、結構わるくないですよ。
フフフ…でも、徳島さんはいいたいことがあるかもなって。
https://www.lotte.co.jp/products/brand/yukimi/gotouchi_recipe/
できれば、千葉だけ「ご当地レシピ」をスペシャルな、ディズニーランドのデコレーションをした、雪見大福がいいなぁと思ってます。もちろん、ミッキ―系は難しいと思っているけど、
でも、やっぱ、ピーナツじゃなくて、フルーツさね。せめて、富津のビワとか、市川のナシとかユニークなものに目をつけて欲しい!って思いました。
雪見だいふくアイスっていう、有名・人気商品のよく知られている部分と、フォークとかのちょっとしたエッセンスにもあるような、レアな部分、ちょっとユニークさのエッセンスにも、こだわって欲しいなと思います。
さあ…もう、いいでしょう。答えはでました。雪見だいふく…それは、夏にも売られています。少なくとも、これからは。
今日も、謎は解けた!今日のブログはここで終わりたいと思います。ロッテさん、ここまで書いたんだから、千葉のご当地レシピ、みなおしてな。頼んだよー。
ロッテのお菓子って、オンラインのアウトレットからかうと、ものすごくお得です。パイの実のバニラ味とか、ちょっとフンワリサクサクってお菓子が好きな人は、ちょっと見てみるだけでもおもしろいと思いますよ。よかったらロッテを応援してあげてください。
それでは。また。
実は、雪見大福に和のあずきをのせたもの、ロッテ 雪見だいふく おしるこ も結構おいしいので、ちょっとだけのせときます。