2019/02/27
7/18日の午後15時…池袋で突然雹(ひょう)がふりましたよね。まずは、みてもらいましょうか。
すこし、ツイッターとかの動画を引用させてもらいます。
ものすごい、勢いですよね…この中を歩いていたら、ぞっとするのではないでしょうか?目の前のお店の店員も思わず、外の様子を見にきています。
どこかで、ゴロゴロという音も聞こえます。
その次もすごいですよね。中華料理の看板が目の前を右から左へスゥ~っと流れていきます。動画を取った人は、見たことがない映像にはしゃいで笑っていますが、僕は正直それよりも、やっぱり不安を感じます。
他にも、エスカレーターの上から吹きすさぶように、ひょうが流れ込んでくるような画像もあります。こんな上から氷が降ってくるすがたをかつてみたことがあるでしょうか。
(引用:pic.twitter.com/foSzW2uD29)
大きさも大きいですね。あたったらと思うとぞっとしませんか…
1 今日、関東南部(東京・神奈川・埼玉・千葉)の大気は不安定!激しい大雨と雷雨・竜巻などの警告あり
7/18今日…関東南部の広いとろで、大雨と、洪水、そして、落雷、竜巻など、警戒してくださいね!というニュースがだされています。
でも、いっていることはシンプルです。積乱雲がものすごく発達していて、大雨、雷につながりますよといった警報がだされています。
ウエザーニューズの画像がわかりやすいので、引用しますね。赤いところでは50%-75%の確率で雷が発生する可能性があります。
逆を返せば、積乱雲の範囲もおそらく広いのでしょうね。今日、関東では大気が非常に不安定になっています。
2 雹(ひょう)って、なんでできるの?
素朴な疑問として、冬に雪が降ってくるのは外が寒いから、雨が雪にかわるんだなというのは、わかるけれど、
なぜ、7月の後半に空から氷が降ってくるの?という疑問はないでしょうか。
でも、答えはシンプルです。雹ができるときのポイントって2つで、①上空は冷たい冷気が来ている、ということと、②激しい上昇気流が雨を上に持ち上げているということです。
もちろん、僕らがいる地面は夏なのであついのですが、上空は別で、冬のような冷たい空気がやってくることもあります。
他のブログでいい画像があったので引用させてもらいますが、
(出典:よせあつめのトレンドブログ:http://yosetrend.com/archives/740)
まず、雲の上のところ、天井では、冬のようにものすごく冷たい冷気がきています。しかし、①強い上昇気流によって、積乱雲が発生すると、大気中の水は、上の冷たい空気のところに持ち上げられ「氷」にかわります。
当然、氷は下に落ちようとしますが、上昇気流によって、風が常に上に持ち上がっているので、小さい氷はなかなか地面におちてくることはできません。
②その間に氷の粒は、他の粒とぶつかって、くっついたりして、大きな粒になります。
当然、ある程度の大きさになれば、風の力よりも重さが勝つことになりますので、下に氷の固まりとして落下することになります。
ちなみに、あられとの違いは、単純に大きさです。5mm以上の大きなものが雹で、それ未満はアラレです。
なので、雹がふるときって、積乱雲と、上は冷たい空気が来ていることがセットです。積乱雲がきていることで、大雨や落雷・強い風となるところに、上に冷たい空気が来ているところでは雹にもなることがあるということです。
だからこそ、天気も当然に不安定です。
4 ちなみに海外では…?
海外の動画もやっぱり、ショッキングなものがあります。アメリカのアリゾナの動画ですが、
雹の嵐ですね。動画を再生して音を聞いてください。ものすごい爆音で、雹がゴルフボールのようです。しかも。ものすごい量でプールに降り注ぎ滝みたいになっています。
なんかの絵に似ているなぁ…と思っていたら、思い出しました。雪合戦です。
冬のときに、雪を固めて相手に投げつける遊びです。ただ、このレベルで相手が白い塊を投げれるのだとしたら、もはや勝負ありです。想像してみてください。この状況で、無事で立っていられる未来がまったく見えません…。
次の動画も見てみるといいのかなと思いますが、今年のコロラドでも、車のなかで、小さな男の子と、女の子が両親が外に行っている間、雹に振られたようなのですが、車の中の4才の女の子が怖くて泣いています。
多分のその前の座席のお兄ちゃんなのでしょうね。「大丈夫だから!大丈夫だから!」たいした男の子です。
29秒あたりに、雹の中を外で走っている人もいるのですが、これは大丈夫なのでしょうか?海外の人の無鉄砲ぶりはときにビックリします。
5 最後に
どうでしたでしょうか?まずは、こわさを知って下さい。そして、雹(ひょう)が降ってきた場合にとるべきことは、そんなにありませんが、ただ一つ。できるだけ屋内の安全な場所へ行くということです。
そして、窓ガラスは割れる可能性があるので、近寄らない。もし、できれば、カーテンをしめておいて、ガラスが飛び散ることを防ぐ。そういったことになるはず。
ちょっと参考になると嬉しいです。それでは、また。