2019/02/27
こんにちは、よっしーです。
今日7月5日には、島根県の4市町に大雨特別警報がでていますよね。対象地域となっている浜田市、益田市、邑南町、津和野町の方々は大丈夫でしょうか。
(出典：ウェザーニュースより写真引用)
昨日の、台風が過ぎ去ったのも束の間、「経験したことのないような大雨」という言葉で不安になっている人も多いかと思います。
この「経験したことのないような」という言葉が感覚的に不安をかきたてるのと、でも、具体的に何を想定しているかがわかりにくいため、まずは、およそ想定すべき内容について書いてみたいと思います。
1 状況について
まず、梅雨前線が中国地方で停滞していることもあり、今日のお昼頃までは、大雨が続くとみられています。また、とくに、浜田市の山間部分は、昨夜から350ミリ以上、雨が降っていることもあるため、
土砂崩れが予想もされており、5:55分、気象庁は、大雨特別警報をだしています。
「今までに経験したことのないような、ただちに命を守る行動を！」という言葉は、本当に不安をかきたてるワードですよね。もちろん、こちらでも、なにもないことを祈っています。
ただ、言葉としては、少しわかりにくいですよね？でも、基本的にいいたいことって豪雨による、河川災害・道路災害・土砂災害に備えてくださいってことです。
あくまで、可能性なのですが、河川の側で、浸水が発生したり、土砂崩れや、土石流で、住宅や、道路が壊れる可能性があるため、避難も念頭にいれといてくださいよ。という内容のはずです。
ただ、その前に特別警報について確認しましょうか。
2 特別警報ってなに？
気象庁がだす警報であることはわかるかと思うのですが、とくに、多くの人の命に関わったり、深刻な被害がでる可能性が高いと、気象庁が考えるときにだす警報です。
じゃあ、なにが特別かというと、その地域で、50年に1度あるかないかの大雨が起きていたり、その規模の大雨が予想されているということです。
「今までに経験したことのないような、ただちに命を守る行動を！」という言葉は、アナウンスとして、客観的に何ミリという数字というよりは、なにか心配…といった人の心に働きかけるものですよね。
過去に、雨が何ミリと伝えただけでは、避難や被害防止にあまり結びつかなかったという反省から、平成25年の8月30日から、こういった、短い印象的な言葉で、アナウンスをするといったやり方がとられています。これが、特別警報です。
3 すべては、みんなの安全のため
過去に、こういう特別警報がアナウンスされたこともあったのですが、そのときは、すでに、川の氾濫や浸水の被害がはじまっていました。
なので、それの反省です。事前予告のようにもっと早く被害情報を…といった声に対応しているため、期待されている行動は、できるだけ、「安全を確保する」といったことです。
大雨特別警報のときは、川の氾濫や浸水の被害がでます。ほかにも、土砂崩れや、道路が決壊したりします。なので、そこにいる人は、
川が氾濫することを想定し、大雨で浸水がひろがってしまった場合には、無理に外を歩かないで、建物の2階以上にあがることであったり、
裏山が崩れそうな場所では、できるだけ斜面でない部屋や、他の頑丈な建物に移動するといったことが期待されています。道路が崩れることもあるため、車での移動もおそらくリスクがあります。
4 過去を知り、不安を取り除く
気象庁が想定しているのは、おそらく、今から4年前の平成25年に島根県で発生した災害です。おそらく、その気象状況と似ているんでしょうね。
たとえば、津和野町では、津和野川がありますよね。
鷲原などは、実際に、写真のような冠水が起こっています。
ほかにも、邑南町で想定されているのは、おもに土砂崩れや、土石流です。
実際に、自分の家が土石で埋まってしまったら、ぞっとしますよね。写真では、がけ崩れで、建物が半壊したり、道路で動けない状態となっています。
一方、益田市で考えられているのは、土砂災害です。名賀川の氾濫で、土砂災害が起きています。
最後の、浜田市では、河川の氾濫ですね。それによって、橋や道路が陥没していたりします。
(出典：島根県土木部総務課：http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/saigai/fukkyujokyo/kokyodoboku_fukkyujokyo/index.data/H25_shimaneseibusaigaikirokusi.pdf)
結構ショッキングな映像です。ですが、いままでに経験したことのない…という言葉に極端に不安になるような必要はないかと思っています。
ですが、適切に備えることは必要だと思っていますので、とくに西部の方々。遠く千葉から、なにもないことを祈っています。
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