2019/02/27
こんにちは、よっしーです。今日は2017年10月22日(日)の13時頃です。千葉は、空気がどんよりと曇って、雨が少し強くなってきました。
音としては、台風が来る前の静けさで、暗く落ち着いていてシーンとした感じなんですけどね。少しずつ、進撃の巨人が駆け足でやって来ているのが見て取れる気がします。
1 本州にかかる雨のカーテン
まず、台風が来る前として、雨雲レーダーを確認してみましょう。日本気象協会のものを引用します。
(出典:https://tenki.jp/radar/)
沖縄から右に、バケツの水をバッと倒したかのような色合いです。これは雨雲なので、北海道以外のほぼすべてで雨が降っている地域が多いはずです。
このサイトのいいところは、これから6時間程の雨雲の動き(予報)も見ることができるのですが、これから18時にかけて、雨雲がかかっていくところがあります。おそらく、三重県・和歌山県は豪雨になるのでしょうね。
予報円が小さいということもあり、今から半日後(おそらく、10月23日の真夜中3時頃になるのでしょうが)、台風21号は静岡か愛知に上陸する見込みです。
また、大竹さんという(気象予報士)さんのツイッター画像も引用しますが、
https://twitter.com/i/web/status/921913931358023680
秋雨前線が、水をたくさん含んだスポンジのように、太平洋上に雲を発生させています。これに台風も天高く舞いあげた水をのせていきますので、側近では、(日本南側の県は)まさに豪雨に注意が必要です。
(1) 1ヵ月分の雨を一晩でお見せしたい
まずは、日本全国にリアルタイムでだされる警報を確認しておいてください
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/warn/
とくに、県は個別にクリックできるのですが、
三重県と和歌山県、神奈川県の人は、22日(日)の深夜から、23日(月)の朝6時まで、ものすごい豪雨が予想されていますので、一度自分の市をクリックしてみてみた方がいいかもしれません。
たとえば、三重県をクリックすると、各地域、市・町別にリストがでてきます。市とかの部分はクリックできますので、みてみましょうか。
すると、午後15時以降から、翌朝6時まで、440mmぐらいの雨が降ることがでてくるわけです。以前、姉川は氾濫するという記事を書いたことがあるのですが、滋賀県では、8月の1ヵ月で降る雨の量が120mmぐらいといったニュースを引用したことがあります。
もちろん、ここにでているのは、最大雨量(の予測)なのですが、豪雨であることにかわりがありません。
また、関東では主に警戒が必要なのは、神奈川です。まだ、雨量まではでていないところがありますが、他の県と比較しても、ほぼ全体的に豪雨が予想されています。
ちなみに、今回の台風と似ている2014年台風第18号についての資料を「神奈川県水防協議会、横浜地方気象台」の方が、公開してくれていますので、こちらも引用しますね。
(出典:http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/767120.pdf)
10月の雨量として、予定されているのは横浜で、205.5mmなわけです。そして、左側の目盛りとして、1時間に50mm-80mmまでは、非常に激しいと表現されて、「浸水・土砂・洪水」などの予報に発展していくわけです。
2 蛇口からでる水と、お風呂に貯まる水
(1)非日常へようこそ
では、1時間に50mmの雨ってどういうイメージでしょうか。
資料では、雨がザーザーと滝のようで、音がすごく話し声が聞こえにくいとあります。
そこだけみると、そうなんでしょうね。ただ、日常の感覚として、ゲリラ豪雨のこわいところって、その降っている雨そのものというよりは、効果の方なんだろうなって思いました。
こういった雨がもたらす、冠水であったり、浸水の怖さ。雨自体よりも、それぐらいの雨が降るとどういうことが起こるのか、どういう雰囲気なのかを、知りたいと思いました。
なかなか、見つけられなかったのですが、AnnNewsが過去に取り扱ったニュースがイメージに近かったので、引用しますね。(1時間に44.5mmのもの)
余談だけど、Ann newsは人が直観的に理解できるような映像をとることがすごく上手です。
土砂災害って具体的にはなに?とか。川の氾濫や道路が冠水するってどういうこと?豪雨が来るといってるけど。どういうイメージになるの?って。社会的に重要な映像記録をもっていたりします。
記録できる容量があるから、アクセスがないと消えてしまう動画も多いけど。具体的に、どういったことがおこるのは、やっぱりニーズもあるし、なかなか探せないので、できれば別サイトでも残して欲しいなとは思っています。
「道路が完全に冠水していて、道路がまるで海のように、水面には波が立っています」といいます…なるほど、わかりやすくインパクトのある表現です。そして、レポーターの足元で、波しぶきがくだけます。
車が半分以上、浸かっています。これ、テールランプがついているところが、また色々考えさせられます。
これはコンビニですね。建物内にも浸水が発生していますと。たしかに店員も店長も大変ですよね。
(2)玉ねぎの海水浴と、浜辺のサラリーマン
道路の絵になります。ちなみに、緑枠で囲ったところでプカプカ浮かんでいるものがなにかわかりますか?これは、玉ねぎです。普段道端にあるものではないですよね。これが置いてありそうな建物内に浸水被害があり、道路上に流れついたということがわかります。
郡山の繁華街ですよね。サラリーマンがズボンを捲り上げています。さながら、スーツが半ズボンのようになっています。道路があまりにも冠水しているので、もう裸足で歩いているってことですよね。
(3)蛇口からでる水の体験
ちなみに、実験装置としては、1時間に300mmをこえる雨というのも体験できるという動画もあるのですが、今降っている雨そのものでは、面白く感じましたが、1時間に300mmの雨がもたらす水の怖さという意味では伝わってこないなと思いました。
(出典:TOKYO MX:)
3 月曜日の交通機関はマヒをする-風のビロード
(1) 台風を追い越して、会社にたどりつくことは難しい
ANNnewsからも引用しますね。どういったところで影響を受けるかというのをわかりやすく伝えてくれているので、なかなか、いい印象を持ちました。
(引用:https://youtu.be/WQpyf3G6yO0)
ニュースとしては、2日前になりますけど、タイトルで見ている人に、見通しを立ててくれていますね。
どのぐらいの規模の台風が、いつ、どこに来て、まずは、どんな影響を?という流れだと思いますが、
「今年初の超大型台風が、関東に直撃することで、月曜の交通網はすごく大混乱する!」とリードを立ててくれています。
なるほど、と思いました。
(2) 腕力の強い巨人vs列車
ちなみに、「超」に丸がついています。もとは、「大型」の台風だったけど、発達しました。でも、これも確認してみましょうか。
さっきまでは、「雨の話」をしていましたが、ここからは「風の話」です。ウエザーニュースの説明が視覚的にわかりやすいので、引用しますね。
(出典:https://weathernews.jp/s/topics/201710/160235/)
台風の大きさは、2種類あります。「大型」と「超大型」です。でも、もともと大きなものなので、「大型」の場合はあえてなにも説明しないことも多いです。台風といえば、ベースは大型で、それは通常、省略されています。
じゃあ、大きいといっても、どれぐらいの大きさですか?
まず、台風の半径が800km以上かで、「大型と超大型」をわけているのですが、大型とは、半径500km-800kmまでのものです。実際には、直径にした場合に、大体、本州ぐらいの大きさとみてください。
もちろん、台風は、温かい海上の海水を受けて発達しますので、「風の強いところ:強風域」が800km以上になると、「超大型」といわれることになります。
北海道から九州位の大きさです。日本を殆ど覆いつくすようなもので、ものすごく大きいですよね。たとえとしては、体が大きい巨人だということです。
では、風の強さはどうでしょう。僕は、台風の風の強さを理解するために、「人間の腕力:パンチ力」みたいなものをイメージしていることがあります。
今回の台風21号は、大きさは巨人です。では、腕力はどうでしょうか。
これは、「中心の最大風速」というところを見ます。45m/sとかいてありますよね。時速でいえば、160kmぐらいのイメージです。
強さとしては、「猛烈に強い」・「非常に強い」・「強い」の3つのモノサシがありますが、今回は、45m/sなので、「非常に強い」に分類されることになります。
ここでは、ほとんど風の話で、雨とは別なのですが、たとえとして、今回の台風21号くんは、体は「超大型」で、腕力も「非常に強い」ということです。
ちなみに、台風では、腕っぷしが「弱い」という表現はありません。
そんな台風21号なので、23日の月曜に日付がかわり、朝方にかけて、非常に強い暴風を伴います。雨に関しても、先程見たように、大雨が予想されます。
そして、影響ですが、過去の似ている台風の影響(2014年台風18号)を検討しているみたいですね。雨と風、そして交通網の乱れを取り上げています。
なるほど電光掲示板で、列車情報の確認です。電車がとまったときによく見る情景ですよね。
台風21号は駆け足でやってきて、月曜の朝日付が変わった後に、猛威をふるいますから、月曜日の朝、ようは通勤帯ですよね。大いに影響を及ぼすだろうという分析です。
風の強さという意味では、空の便が欠航になるのは当然ですが、列車という意味では、風速30mがひとつの目安になっています。当然、明日の朝一から、関東では各路線が混乱するはずです。
(出典:AnnNews)
また、お昼を過ぎて台風が抜けた後も、しばらくは、混乱が落ち着くのに時間がかかるはずです。なので、おそらく、月曜日は帰宅時もバタバタするんでしょうね。
まずは、今日の夜から(日)、月曜の朝に駆け抜ける台風21号の予定を今一度確認してください。
また、いつものように、台風が現在どこにいるかを確認するためのツールについても残しておきます。
とくに、今回については、浸水被害がより予想されますので、とくに、徳島、三重、愛知、静岡、神奈川、千葉の南の人は、日本全国にリアルタイムでだされる警報についても、再度確認してくれて一度はリスクについて検討してくれると嬉しく思います。
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/warn/
このブログがみなさんの参考になれば幸いです。