2019/02/27
1 漆黒のフォルム。飛べるバイクを見てほしい
きっかけは、これ。漆黒のレーシングマシーンのような大胆なフォルムで、空高く舞い上がることのできる空飛ぶバイク。
日本でいう。これ。
ドバイの空飛ぶ白バイとして、新しく採用されたバイクを見て…日本でも、10年以内に空飛ぶクルマが実現してもおかしくないなって思っています。
人が乗った車やバイクが空をとんでいる世界。
とくに、経済産業省が発表しているもの。技術を持った会社を支援する、ファンドの資料とかを見ていると。2027年までには、実現するんじゃないかなって。
少なくとも、今、ベースになるドローン技術に、お金や知恵が集まっています。
たぶんね。大きくは、2019年に、ドローン技術をベースにした商品(モノ・サンプル)がでてきはじめます。もちろん、その後、ニーズを探って、それをどう活用するの。インフラの整備は。法制度はどうするのって問題はあるけれど。
でも、まずはどんなものか見てみましょうか。①今回の空飛ぶバイクと、②ファンドとかがイメージしているちょっとした未来の世界。ちょっと、画像があるだけでも面白いので、実現するかは別にしても、ちょっと覗いてみましょう。
1 ドバイの黒バイ
ちなみに、この空飛ぶバイク。重量114kgだけど、地上5mの高さにかけあがることができます。
もともとは、ロシアの会社が作っている、空飛ぶバイクが販売を開始して、それが、ドバイの警察に採用されました。会社名はHoversurf(ホーバーサーフ)。
モデルは2回チェンジされて、バイクとしては、スコーピオン3(S3)って名前になっています。サソリにしてはフォルムがシュッとしすぎですけどね。
たぶん、空飛ぶバイク…ゲームとかでしか想像しないと思うんです。
ちょっと話がずれちゃうけど。おばあちゃんYoutuber(ユーチューバー)がいて。いくつになっても、新しいことにチャレンジするところを応援したいから、ぜひ見て欲しいなって思っているんだけど。
GTA5(グランド・セフト・オート)のゲーム実況をしている、ちょっと発想がおもしろいおばあちゃんなんです。けっこう、動画あげてますしね。
たとえば、ダイヤモンドを奪って。
たんたんとミッションをクリアする。実は、なにげに射撃もけこう上手です。
コメントのこれ。たぶん、これが普通のイメージですよ。
でも、今、現実世界では、空飛ぶバイクも、おばあちゃんYoutuberも、実現されつつあります。
ちなみに、空飛ぶバイクは15万ドル(1700万円ほど)で販売予約受中。速さは法律上おさえているみたいで、96kmまでだそうです。
(Hoversurf公式サイト: https://www.hoversurf.com/orderyours)
人が運転することも、リモコン操縦することも可能。離着陸はオートパイロットで楽々操作。後でいうけど、ドバイって自動運転社会を目指しています。
バッテリーは、無人なら40分。有人なら、体重とかによって10分から25分稼働できるようです。ここはちょっと短いですよね。バイク追跡用ではないだろうけど。
そうだとしたら、白バイ1台。30分持たないバイクに1700万円ってどうでしょう。高くないですか? 日本だったら、この条件では導入できない。
2 Aim High! 今、新たな産業が生まれようとしている
でも、答えはシンプルで。ドバイは「空飛ぶクルマやバイク」を社会に組み込もうとしています。これ、大きな社会のながれの中で、ちょっとしたスタートの部分が見えてきているんですよ。
ちょっと、2018年3月の経済産業省の資料も引用しますね。
(引用:経済産業省:製造業を巡る現状と政策課題:http://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/001_s01_00.pdf)
やっぱり、国土が狭く。天然資源は使わない。人をたくさん集めて産業を活発にしようってところの考えですよね。
道路がないところでも、できれば、ドアツードアで。広さは、ドバイは徳島県ほど。シンガポールは東京23区ほど。とくに、ドバイは東京と同じぐらいの人口で外国人労働者が多いからはあるはずです。
石油脱却も打ち出しています(アブダビ94%。ドバイ4%程)。今後も、金融・観光などで人を集めていかないといけない。
その中でも、タイトルにあるように、ドバイは、空飛ぶクルマの4分の1を自動運転にしたいって思いでやっています。ちょっと、びっくり。今から12年以内です。きっと先行モデルになるはず。
ドバイは、まずはスタートしたいって考え方で、空飛ぶバイクを組みこみました。
社会実験として、この後、どう活用していくのかってアイデアを見せてくれるはず。楽しみです。
1 なら日本は?
ドローンファンドとかがイメージしているものを見てみましょうか。けっこう興味深いですよ。
空が自由に移動できて、ドローンをもっと便利に使えたらってアイデアをだしています。資料を引用しますね。
(ドローンファンド:http://dronefund.vc/#news)
(引用:http://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/001_02_01.pdf)
2 安全クリアができれば、実現できるものばかり
これなんて、シンプルに乗ってみたいですよね。1700万円しちゃうと、手も足もでないけど。でも、空中に浮かんでる。まさに操縦したい絵です。
右下にちょっと書いてあるけど。すぐ実現できるよう、ナンバプレートつけた道路交通法で考えている。2022年かな。
浮いているのが30cmで落ちてもクリティカルじゃない。翼をつけた揚力じゃなくて、空気の反動だから、航空法じゃなく現実に実現可能ってところですよね。
でも、単純に楽しそうです! 200万円以内で実現して欲しいなって思います。
ビルからタクシーというアイデアもあります。いちおう、今のタクシーぐらいのコストでね。
この資料だとものすごく安い値段がでていて、事業者の利益がちょっと…ってのがあるから。う~ん…って思うけど。
(引用:官民協議会議事録:http://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/001_gijiyoshi.pdf)
でも、作りは扇風機なので(おこられるかな)…コストが抑えられるみたいです。タクシーより、運用コストが安くってのはびっくりですけどね。
燃料系の複雑なつくりがない。だから、バスコストで実現できるよって考え。
その意味だったら、バスの延長だから送迎も可能ですよね。子どもも大はしゃぎです。ちょっと、こわがる子もいるかな。
でも、ドバイとは違って。日本では安全性を重視するから。おそらく、段階として、
無人の物流から社会に組み込んでいくんでしょうね。
ちなみに、ドローンを使った、物流ってAmazonにもあります。実用というよりも、こういったこともやってますよって宣伝がメインなんでしょうけどね。
ただ、現状、物流の拠点は、即日配送を可能にするために、ものすごい数のトラックドライバーがひっきりなしに出入りしています。
そこを、運送のドライバーなしで、低コスト運用ができるなら、なりたつでしょうね。
最後に、災害救助もあります。とくに、道路のないとこ。危険で人が通れないようなところで、真価を発揮するはず。
ただね。そんなこと言っても、今のところ、日本でクルマが空を飛ぶ気配はない。
バスと同じ感覚でこういうものが空を飛ぶ?? ありえないんじゃないの?という疑問あるはずです。
でも、ちょっとこれを見て下さい。ドローン技術の物流については、ほぼ実現が予定されています。もともとは2015年からアイデアがスタートしているはずだけど、今後、閣議決定で必要な法律を整理していくはずです。
3 空飛ぶクルマはどうなの
アイデアとしては、まだ、あまりでてきてないんです。でも、考え方としては面白くて、車メインじゃないんですよ。イメージとしては、ヘリコプターが100円だったらって発想。
車というより、ヘリコプターを手軽に安くって使えたらのアイデアに近いんです。
今、言われているのは、メインは病院とかの緊急搬送。とくにドクターヘリ。北海道で産婦人科が足りていないとか。県にヘリが1機とか2機しかないから。もっと活用できるんじゃないのって言われています。
使い方としては報道、空撮、救急、ビジネスジェットのグループですよね。
ただ、ホントはビジネスアイデアがすごくあるはずなんです。それは、移動のスピードをものすごく短縮できるから。
ドアツードアで、まっすぐ飛べる。道路や乗り換えが不要。時速は100kmから200kmでスピードが速い。
クルマで1時間のところが、7・8分で着くってことなので、ホントは破格の価値があります。
乗れる人数がすごくかかわってくるけど。ポイントは、あなたのところに空飛ぶ新幹線があったら、何に使いたいかです。
たくさん乗れる。拠点間を、中距離メッシュで書けるというなら、まずは、通勤に使いたいです。
プライベート特急…いちおう、コストが安い。鉄道と争えるって議事録に書いてあるからね。
1時間半の電車が15分になる。9時に会社に着きたかったら、7時半の電車が、8時45分にのればいい。
これ。本来は鉄道会社がおさえに来ないといけないんでしょうね。お客さんがバッティングするから。
ただ、あまり人が乗れないなら、ツムツムカートにして、東京駅とディズニーランドをアトラクションとして1分でつないでみる。なにかちょっとワクワク楽しそうだなってところからはじめて見るといいのかなって思ってます。
これからのアイデアですよね。
大企業で、航空や鉄道じゃないところがサービスを作ると楽しくなりそうだけど。ちょっと、まだ、わからないかな。
でも、そんなの絶対できっこないよ。きみバカなんじゃないって発想ができる人に、アイデアを出してもらったら、すごく楽しいんだろうなって思います。
もっと、ひろくアイデアを募って欲しいなって。意外と昔みたマンガの中に答えがあったりするかもしれないけど。
でも、2019年には、試作機みたいのがでてくるので。へぇぇ。今までできなかったけど。こんなことができるようになるんだ! こんなに便利になるの?がでてくると、すごくいいなって。
そこさえあれば、その後のインフラと法制度がすすむような気もするし、社会にいいものができるなって思っています。
4 まとめ
もしかしたら、日本でも、10年以内に空飛ぶクルマが実現してもおかしくないですよね。ドローンファンド自体は、けっこう面白い試みだし、技術ベースのものはしっかりしているはず。
あとは、アイデアかな。もっとクレイジーなアイデアがあるとほんといいなって思います。
えぇ!こんなことができるようになるんだ。そんなの、できるわけないよ。それを見てみたいなって。
だって、ホントは空飛ぶバイクだって、ホントはスターウォーズの映画ぐらいにしかでてこなかったでしょ。
でも、道路交通法をつかってですよ。ナンバープレートが取れる! 実現できる! 少なくともドバイにある。ドバイに大きくクルマやメトロの技術を輸出している日本が実現できないわけないじゃないって思うんです。
技術はある。資料のアイデアもきらいじゃない。でも、まだバイクやバスが置き換わっただけじゃないの?ってところが気になっていて。
まさに技術をつくっている人じゃ、おもいつかないような。できたら、人からバカにされるぐらいのアイデアを見たいなって。
だって、新しいクルマを開発するのに100億円かかるわけでしょ。既存の延長だと難しいけど。それが新しいニーズを生み出せるなら、きっと空を飛ぶクルマでてくるだろうなって。
これはすごい! 社会でこんなことができるようになるんだって!
でも、夢があるなって楽しんでますけどね。できたら、もっと夢を見させてほしい。アイデアの中にすごくアンバランスなものが入ってきたら、ほんと楽しみになるなって思っています。
でも、久しぶりにワクワクしました。できたら、もっと聞かせて欲しいなって。それはドバイの話じゃなくて、日本でね。