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仕入れ編 ③リサーチとは:まずはじめに

time 2017/04/07

仕入れ編 ③リサーチとは:まずはじめに

こんにちは、よっしーです。これから少しずつ、せどり初心者向けに、仕入れ編の記事を書き進める予定です。とくに、リサーチに必要なツールのことについても触れていくつもりです。

ただ、ツールの前に、商品を買い付けるときの判断…「リサーチ」ってなにをやっているのかがイメージできないと、今日のテーマはわかりにくいので、まず、最初に「リサーチ」でやっていることについて説明します。内容は「リサーチ」とはなに?です。

1 「リサーチ」でやっていること

①安い商品か確認する:

あたり前ですが、商品は「安く買って、高く売らなくてはいけません」。みなさんが商品を買い付けるときは、まず、Amazonでだされている値段よりも安い価格で商品を買い付ける必要があります。

この、まずは「値段」という部分は、シンプルですが、重要です。ここだけみると、あたり前なんですが、ちょっと聞き方を変えてみると、意外と気がつきにくいものなんです。

たとえば、後日、仕入れ編の水筒を例にだすときに書きますが、せどりをはじめたばかりの人に、仕入れられるかどうかを検討させると、まず、Amazonでの売れ筋や、人気がある商品かどうかを検討することがあるんですね。

なにが人気商品なのかをリストにしがちですが、せどり初心者が検討する順番としてスタートするのは人気ではないです。僕もそうだったのですが、まずは「値段」ありきです。

極端な話をいえば、「水筒」でいえば、サーモス、象印、タイガーの水筒なら、差分はありますが、基本は全部人気があります。だせば売れます。

値段なんですよ、優先順位は。検討は「値段→人気」の順です。「人気→値段」の順で検討しているわけではありません。せどりの商品の検討、それは、まず値段です。利益がでる値段かどうかの確認が重要です。これはリピート商品もそうなんです。リピート商品の生命線は一定の値段の維持です。それが崩れるとリピートできなくなります。

まずは、買い付けるものが、安い商品かどうかを確認する。これが1点目です。

②売れているかどうか実績を確認する:

そして、安い商品を見つけた場合でも、それがキチンと売れてくれないと困りますよね。そうでないと、みなさんは、ただ、買い物をしただけになってしまいます。

なので、その見つけた安い商品が、過去にAmazonでどれぐらい売れているのかを確認することになります。

みるところは、仕入れる商品の人気や売れ方の確認です…まずは、実際に売れるのかなというところがあるので、人気度と売れている個数みたいなものを確認します。

たとえば、ランキング2万と表示されていて、月に12個くらい売れているなというところをみたりします。実際に買うかどうかは、自分からどれぐらい売れてくれるだろうとか、どれぐらいの利幅が望めるかを考慮しますが、

まずは、この商品売れているな…とりあえずは、検討の対象になるというイメージです。逆に、これが、ランキング100万と表示されていて、半月に1個だけ売れているような商品があった場合には、まず、対象になりません。最初から除外です。

ここで、やっていることって、その商品が仕入の対象となるかどうかのフィルタリングです。大雑把にふるいにかけています。

ざっくりと、全体としてどれぐらい売れているのかの確認。これが2点目です。

③自分からどれぐらい売れるか検討する:

商品が、キチンと売れるものだとしても、それが他の出品者の物しか売れていない状況だと、みなさんはすごく困ることになります。

商品が売れるかどうかというのは、基本ライバルとのバランスです。アマゾンではとくに、商品ごとにライバルがいますよね?相乗り商法といいますが、楽天とは違って、Amazonでは、お店ごとに商品が並んでいるわけではありません。どちらかといえば、商品ごとに、色々なお店(出品者)がぶら下がっているので、ライバルとパイを分け合うことが前提になります。

当然、ここでは、ライバルの数も確認して、自分から月何個ぐらい売れるだろうかといった検討をしています。たとえば、サンリオ商品のハローキティのバッグとかで、ランキングが14万ぐらいで、人気があまりない、月に3個しかでないような商品とかがあったりするとします。ここで、ライバルの数が30人いたとしたら、もうだめだこりゃです。10か月に1個売れるかどうかの可能性にかけるわけにはいきません。

でも、これでライバルが出品者がだれもいなければ、基本的にあなたのオンザステージです。もちろん、利益がどれぐらいでるかは検討しますが、1週間で1個売れるような商品は検討の対象になります。

なので、全体としてその商品が何個売れているのかと、個別に、自分から何個ぐらい売れそうかは考えます。そのベースは、ライバルの有無です。

④どれぐらい在庫として持てるか検討する:

ここはおそらく、せどり中級者になったときの視点です。

仕入られる商品があったとしても、たとえば、100個置いてあったとしたら、100個すべてを買ってくるわけではありません。必ず、どれぐらいの個数を仕入れるのかという判断をしています。自分のお店に置く在庫をどうするかですね。

ちなみに、せどりをはじめていないような人には、なぜ、何個買うかを検討しているのかわからないという人もいると思うので、少し説明しますね。

せどりをやったことがない人からすれば、買えば、利益がでるんだから、あるだけ買ってくればいいじゃないと考えると思います。また、そのときに買っておかないと、安くていいものは、他のライバルが買っていっちゃうんじゃないの?という素朴な疑問があると思うんですよね。

僕もわかります。ただ、その場合、ネックになることが3つあります。お金が足りなくなるということと、お金があまり増えなくなるということ、そして、強いライバルが参入してきたときに、手が出せなくなるという問題がでます。

せどりをやる前は意識することがあまりないのですが、お店って実は結構な財産を持っています。お店の商品すべてを買い占めるのって困難なんです。たとえば、お店に商品が50個あることは普通ですよね。一般的に見ると思います。ゲームソフトをイメージしてもらえばいいかと思いますが、単価5000円ぐらいだとして、50個買う場合に、必要なお金って25万円です。

もちろん、せどりをやる場合には、ある程度安い物をというところがありますが、1ℓぐらいの水筒とか、1商品2000円の物を20個買うのはざらにあります。これでも1商品だけで4万円です。

みなさんが、せどりをはじめた場合に、最初にやることは商品の種類を増やしていくことです。まずは、30種、次に100種そろえていった方がいいと思います。

これって、少し具体的に検討すればわかることですが、結構、お金がいることなんですね。せどりブログでは大変なところ、コストについての説明は十分にされていないこともありますが、

これは、商売としての、せどりの最初の踏ん張りどころなんです。買って、売ってを継続して、資金を確保して、商品の種類を増やしていく必要があります。

もちろん、少ないリピート商品だけならべていってもいいですが、おそらく、経験が少ない人や、あまりせどりについて考えたことがない人はそう簡単にリピート商品を持つことって難しいと思うんですね。

ある程度こういった物が売れるといった感覚がないと、継続的に売れる物もわかりにくいはずです。

また、先日の「自動販売機の苦悩…リピート商品のSaga(サガ)について」という記事の中で書いているのですが、

在庫を100個もっているとしたら、1つの商品100個持っているよりも、「100種類の商品1個ずつ」の方が有利です。

みなさんは、リサーチの段階である程度売れる物を選んでいるので、たとえばポケモンの筆箱1種類を100個出品しても、1日でまず売り切れることはないですが、100種類の色々な筆箱を1個ずつ出品した場合には、1日で売り切れる可能性があります。

そういった意味では、2週間以内、Amazonの入金サイクル内で売れる商品って、すごく有利です。回転がいい商品、資金サイクル早い商品って、すごく有利です。

つまり、100万なら100万という売り上げをあげるにあたって、使っている資金、拘束しているお金は少ない方が有利です。

これは何をいっているかというと、2週間以内の入金サイクルの範囲内で、過剰に在庫を持たないことをいっています。できるれば早く売れるよう商品の種類を横に広くもっていく、

逆をいえば、売り切れる以上の在庫はあまり持たない、過剰に縦に積まない。ジャブジャブ1商品だけにつぎこまない方が有利ということです。

僕は、1ヵ月で売れるであろう数を目安にしてますが、みなさんも、自分のお店の商品の在庫数をいくつそろえるかについては考えてみた方がいいかと思います。

さらに、せどりをやっていると、1商品に命を預けるわけにいかないです。ある日突然、Amazonであったり、自分よりも強いセラーが入ってくる場合があります。せどり初心者のころはとくにそうです。

もちろん、ある程度ライバルが入ってきにくい商品を選ぶことで、強いセラーが入ってくる可能性は低くできますが、ゼロにはできません。Amazonの商法は基本相乗りです。

僕もそうですが、初期のころにおいては、おそらく、しばらく指をくわえていないといけない商品は必ずでてきますし、それはあるものだと想定しておかないといけないです。

なので、必ず、どれぐらいの個数を仕入れるのかという判断は考えます。そうでないと、お金が足りなくなるし、あまり増えない、強いライバルが参入してきたときは目も当てられないような状況がでるからです。

自信があるときや、よっぽど破格ならべつですが、基本はどれぐらいの数をそろえるのかは考えています。

ここまでの一連の流れ、確認していたり、考えていることが「リサーチ」です。「リサーチ」という「確認作業」によって、買い付けの対象になるかを大雑把に切り分けています。

「リサーチ」で確認していることは:

その商品が①安いかどうか→②売れているかどうか(ニーズがあるか)→③自分から売れるか(ライバルがいるか)→④どれぐらい在庫として欲しいかの検討です。

ちょっとした、「絞り込み」です。みなさんは、その絞り込んだ候補の中から、有利なものを買うかどうか判断することになります。

みなさんも気づいたかもしれませんが、ここでは、利益率の話をしていません。みなさんのなかには、あれ?利益率はいくらあったら仕入れるのという素朴な疑問をもっている人もいるかと思います。

過去のブログ記事の中では少し書いていますが、ぼくはせどりをはじめる前、ブログなどを読んでいたころに「利益率がどれぐらいあれば仕入れるのか」というのを疑問に思っていました。

今、僕はせどりをやっている人が「利益率」という考え方で、買付判断をしているとは思っていません。でも、それについては少し長くなるので、別の記事でまた書きたいと思います。

それでは、まとめますね。今日は、「リサーチ」って何かについて説明をしました。これは、何をやっているのかある程度、仕事の流れや「作業」としてわからないと、次に来るツールの説明もいまいちよくわからないからです。

でも、基本は、値段をみて、人気・ライバルをみて、何個買うかの判断です。そして、その大本の目的もシンプルです。お店にいって、なにが買い付けできるのか?仕入れ候補をざっと洗い出す行為が「リサーチ」です。絞り込みの作業になります。

もちろん、その後は、仕入れ候補から実際に選択するという判断が必要になりますので、それは、後日のテーマでとりあげたいと思います。ブログタイトルとしては、【次回予告】仕入れ編 ③リサーチの後で:「利益率がどれぐらいあれば仕入れるのか」でいきたいと思います。

それでは、今日も読んで頂きありがとうございました。

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