2019/02/27
こんにちは、よっしーです。今日のテーマは、せどりをやっている、もしくはせどりに興味があるような人は、みな考えたことがあるような内容です。
せどりのリピート商品についてです。人によって捉え方のニュアンスが違うかもしれないので、僕が考えているリピート商品の説明を簡単にしますね。
1 リピート商品のポイント
リピートできるという言葉からわかるように、基本的には、みなさんが繰り返し売ることができるような商品です。せどりブログでは自動販売機のようなたとえがされていることも多いですよね。
缶を補充さえすれば、後は自動販売機が商品を売っておいてくれる。みなさんはほとんどやることなく、ある程度自動的に収入が発生しますよといった内容です。楽でいいですよね。
でも、読んでいて気付いた人もいるかもしれませんが、リピート商品のポイントはそこではありません。パッと見ると、リピートして売れる商品なんだから、継続的に「売れる」ことがポイントなんじゃないの?とも思えます。
もちろん、それも含んでいます。しかし、ポイントはそこではありません。
どちらかといえば、継続的に「買える」ことがポイントになります。
もともと、自販機のたとえ自体が、商品の補充さえしておけば、後は売っておいてくれるという意味で、FBAの仕組みに近いんだと思います。
僕は最初FBAという言葉をみたとき、「FBAって何ね?」と思っていましたが、FBAのもとになるFullfillment by Amazon の 「Fullfillment」って「履行」とか「やっといてくれる」といった意味のようです。
ようは、Amazonが販売にかかわるほとんどの部分を「あなたのためにやっといてくれる」ということです。
せどりをやっている人は当然にわかっていますが、出品者が対応することって納品以外はほとんどありません。残りの商品の保管や、購入時の商品のピック・梱包・配送、カスタマーサポートについては、Amazonが行ってくれます。
実際に出品者のやることは、商品登録や、納品、値段の設定ぐらいではないでしょうか。
こういった、FBAというサービス自体が、販売にかかわるようなことをAmazonがやっといてくれるという内容なので、これは、そのまま自動化の仕組みのことをいっています。
その意味では、自動販売機の例も少し似てますよね。商品の補充さえしておけば、後は自動的に売ってくれますと。
でも、それだと、リピート商品と、単発商品との違いがあまり明確になりません。補充さえできれば売れるという意味では、単発商品もリピート商品も違いはないからです。
みなさん、そろそろ見えてきたのではないでしょうか。もちろん、最初っから、見えているよというみなさんの声が聞こえてきている気もします…でも、リピート商品のポイントは、単発商品と違って、仕入商品が終わったらそれで終了ではないところですよね。そういった買付けのやり方ではありません。
リピート商品のポイントは、継続的に「買える」ことです。しかも、「簡単に調達でき」ますよね。たとえば、ネット上で、商品の買い付けを行っているような人は、在庫が減ってくれば、注文履歴のクリックだけでリピート商品を仕入れますし、お店で買付けを行っている人は、既に何度でも売れる商品だとわかっているので、在庫がなくなってきたら、その商品を、お店に回収しにいきます。
ちなみに、僕の一番最初のリピート商品はオーディオテクニカというメーカーのヘッドホンでした。月に60-70個は売れるので、お店のサービスカウンターで定期的に注文をだしていました。何か月もです。
せどり仕入れというよりは、発注に近いイメージですよね。やることは、「継続的」に注文を入れておいて商品を「調達する」。しかも、リピートできるような商品をわかっているので注文するだけです。「リサーチ」の必要はありません。基本はクリックか電話1本、後は、納品だけ。
なので、リピート商品のポイントは継続的に「買える」ことです。どちらかといえば、「なんどでも、簡単に調達できる」がポイントになっているんだと思います。商品選定も必要なく、たんたんと在庫が減ってきたら、簡単に発注をかけていく。買うときの稼働コストも少ない。
自販機のたとえでいくなら、缶ジュースの在庫がなくなったときに、ジュースの手配を依頼する部分にあたります。コーラがなくなりそうになったときに、必要なところに発注をかける。
もちろん、リピート商品は、継続して売ることができるような商品なので、ある程度売れることや、利益がでることは意味合いとして当然に含まれています。
みなさんもやるとわかりますが、本当にラクチンですよ。置いておくだけで売れるし、その調達もいたってシンプルですから、基本はクリックするか、回収にいくかぐらいです。
商品名のリストがわかってて、リサーチの必要がないという部分でも、とくに、せどりをこれからやる人や、やりはじめの頃の人は、僕の経験をふまえても、どうやったらリピート商品に巡り合えるのか興味があるだろうと思っています。
いいですよね。リピート商品。僕もその気持ちわかります。
後日、リピート商品を探していくコツについてもふれるかもしれませんが、ここではまず先にリピート商品のデメリットについても知っておいてください。
僕も、食品せどりや店舗せどりとかで、リピートができるとわかっている商品があるのですが、あえて、買っていない商品があったりします。
みなさんは、えっ…?と思いませんか。リピートできる商品をある程度わかっているんですよ。買って補充するだけだとわかっています。でも、実際には買って出品していません。みなさんは、なぜだと思いますか。シンプルだし、楽でいいのに僕はなぜ、それをやらないのでしょうか?
おそらく、このブログを読んでくれる人の中には、自分なら、そこからでしょ?という人もいると思います。シンプルだし、楽でいいじゃない。もちろん、その通りです。
でも、このブログを読んでくれるようなみなさんには、ステレオタイプというか、ありきたりな考え方から、もう少し違ったものを感じ取って欲しいと思っています。
まず、僕は、文章も長く、読みやすいともいえないこのブログを読んでくれるみなさんに感謝をしているのですが、このブログでは、通常、みなさんが目にするような、他のせどりブログとは少し違ったものをいれるようにしています。
それは、直接的にはあまり書いていません。また、みなさんがそれに気づくかは僕にもわかりませんが、ひとつは、せどりをやっている人の「不安や悩み」です。そして、それを「解決したい」という気持ちです。これが僕の行動やブログ記事の根底にあります。
そして、僕が考えていることが他の誰かのちょっとした解決のヒントになることを期待して書いています。また、そうでなくても、せどりをやる人ってこんなこと考えているのかとか。こういうことを一生懸命頑張っているんだなとか。普通の人とはちょっと違った仕事をやっている人の話を読み物として楽しんでくれたら嬉しいなと思っています。
安心にはまだまだほど遠い。だからこそ色々考えたり、他県にいって試したり、色々なことに感謝する。そういう人の感情の機微、目にみえにくい部分を、みなさんが感じ取ってくれると嬉しいなと思っています。
また、ずっと前に、僕は、サラリーマンでも調整業務をある程度やっていたので、あまりリップサービス寄りの表現があまり好きではなく、結局独学でやることを決めたことを書きました。
僕がせどりブログを最初に読んだときの印象はいいものではなかったです。せどりに興味があるみなさんにも、色々なせどりブログを読んでみることをおすすめしますが、結構うさんくさいと感じたことはありませんか?僕は当然あります(笑)。でも、気にはなっていました。だからこそ、自分で実際に試してみようと思ったんです。
判断が間違っててもいいように、スモールスタートで、できることを少しずつ増やしていく。経験をつけていってせどりの内容について自分で判断できるようにしていく。だから、独学でスタートしたんです。
最短・最速で稼ぐというワードにはまったくひかれませんでした。そもそも、人生でやったことがないから、イメージがわかない。本当か嘘かが見極められない。それが当時の僕の気持ちです。
みなさんが、僕と同じように感じるかはわかりませんが、みなさんは、なぜ、せどりブログがうさんくさく感じるか考えたことがありますか?
理由のひとつは、文のバランスとして、いいことしか書いていないように見えるからです。メリットの部分だけがズダダダと書かれているからです。僕もせどりをやっているから、せどりのいいところや魅力の部分もわかっています。
でも、デメリットの部分についてはこのブログもそうですが、あまり、説明できていないかなという気がします。
おそらく、大人の文章、客観的な文章というのは、自分に有利な事実も、不利な事実もひろって、その上で、ちょっとした判断ポイントみたいなもの(理由付けや根拠)を示して、こうだと思いますよという説明をすることだと思っているんですね。
でも、僕のブログもそうですが、せどりブログには、やると不安に思う部分、悩むところ、ハプニングというのがあまり十分に説明ができていないのかなという気がします。
もちろん、それはブログを書いている人の立場性であったり、読んでいる側も「簡単でラクチン」というスタイルのニーズが高いからだとは思っていますが、
ある程度考えていることやデメリットについても触れていかないと、たぶん、読んでいる人がジャッジができないのかなと思います。リターンのことばかり強調されても、そこにかかるコストやリスクも書かれていないとおそらく、普通の人は、判断しにくいのかなと。
僕がせどりブログを最初に読んだとき、不安に思った部分はこういうところですね。メリットやいいところしか書かれていなくて、説明がされていないような部分がたくさんあるような気がする。
人は、説明がされていないことが多いと、なにか不都合を隠されているように感じて不安に感じるんだと思います。リップサービスが過ぎて、リスク部分はあまり言葉にされていない。自己の経験からは、そこが、うさんくさいなと思わせる理由だと考えています。
なので、このブログでは、おそらく、せどりのちょっとした楽でないところや、失敗したことや、ちょっとしたデメリットについても触れていければなと思います。
ただ、一言補足しておきますが、せどりは単純作業をなんども繰り返すので、長くやっている人にとっては簡単なはずなんです。なので、色々な考え方があるし、僕も頭の中が完全に整理できているわけではありません。ただ、できるだけ、みなさんには色々なものをみて触れて感じてほしいなと思います。
2 リピート商品の見えにくいデメリットとは
話を戻します。リピート商品のデメリットですよね。
ブログとかで書く人は少ないですが、リピート商品にはちょっとしたデメリットがあります。もちろん、それを上回るメリットもあるんですよ。ちなみに、みなさんも、せどりをやる前と後とでは、びっくりするぐらい考え方がかわるところってあるのですが、そういうのって、やる前にはわからないんですよ。実際にやってみないと。
そして、考え方が変わる理由はすごく単純です。せどりをやる前の考え方では不都合がでてくるんですね。あれ?これ…うまくいかないな。と。このブログの読者には、みながいいと思うような内容には、ちょっとしたうまくいかないトゲが含まれていることも頭の片隅にいれておいてもらった方がいいのかなと思っています。
言葉で書くと、ん?たかが、そんなことなのというものなんですが、僕は今の段階では結構「難問」だと思っています。
なんだと思いますか?リピート商品のデメリット、それは、リピート商品をそろえるにはある程度まとまったお金が必要です。「仕入が簡単」と思うようになってきた人の、次の悩みは「お金が足りない」というものなんです。
逆をいえば、買い付けできる商品に一杯気がついているので、お金が足りないんです。
少しイメージ的な説明になりますが、みなさんが、自販機のオーナーだとしたら、コーヒー、ジュース、お茶とかで、色々な飲み物を並べますよね?そのときに、コーヒーなら、コーヒーで30本とか、ある程度の数を買って補充しておくはずなんです。みなさんも、おそらく1種類1本ずつだけ入れておくことはないはずなんですね。それだとすぐ「売り切れ」になってしまいますから。
リピート商品を並べるということは、自販機にある程度の数を確保して、納品することになります。コーヒー30本、おーいお茶40本、コカ・コーラ30本という感じで数を確保することが重要になります。
一方で、せどりをまだはじめていない人には、ここは重要なので知っておいて欲しいのですが、せどりで有利な買い方って、たとえば、みなさんが、在庫を100個もっているとしたら、できるだけ種類はバラけさせる。種類の数は100個あるなら、100種にして多くすることが有利な買い方です。
在庫を100個もっているとしたら、1つの商品100個持っているよりも、「100種類の商品1個ずつ」の方が有利です。ゲームソフトでいえば、ドラクエを100本出品しても、1日でまず売り切れることはないですが、100種類のバラバラのゲームソフトを1本ずつ出品した場合には、1日で売り切れる可能性があります。
そして、2週間毎の入金のサイクルに合わせて、ある程度、「100種類の商品1個ずつ」みたいなそろえ方をするのが、僕ぐらいの売上が150万円ぐらいのお店の基本的な考え方です。もちろん、これはと思う物は、在庫数も増やしているんですよ。
ちなみに、この規模だと、2週間毎に40万円ぐらいがAmazonから入金されます。一般的には大金に見えますが、まったくそんなことはありません。この40万円は、2週間以内に仕入代金として使われることになります。利益は、商品の仕入れに再度使われて規模を大きくしています。その意味では利益を身体を大きくするために突っ込んでいるから、カツカツなんです。
そして、リピート商品をそろえることって、在庫をどうしてもある程度持つということです。僕は、最初のリピート商品のヘッドホンとLED電球はそれぞれ、1個1000円・500円と安いものだったのですが、2商品で月10万円ぐらいはやっぱり必要になりました。
すごく大雑把ですが、40万円ぐらいなら、今の規模ではリピート商品8商品そろえてしまうと、すぐおわってしまいます。回転のための資金が枯渇してしまうんですね。
これでも、月60-80万円はお店から買っているんですよ。それでも、リピート商品をそろえていくにはお店の力がまだまだ弱いんですね。ただ、この辺はやっている人の考え方もでます。僕は、今は、クリックするだけの仕事だとあまりたくさんのことを学べないので、店舗もみてまわり、どういったものが対象になるのか広く考えたいと思っていますし、
色々なものをお店にならべて、売れ方を試してみたいと思っています。なので、リピート商品という意味では、資金力がついていくに応じて割合を増やしていきたいなと思っています。
なので、リピート商品のデメリットは、別途「資金確保」がネックになるというところです。どうでしょうか?言葉で書くと、ん?たかが、そんなことなのと思わないですか?
でも、僕にとっては、2週間毎に50万円とか100万円を用意する力がまだありません。これも段階なんです。買付けできるものを見つける力に対して、資金の手配にまだ苦戦しているんです。結局は、毎日できることを継続して積み重ねていくしかないのですが、実際問題として今の僕にとっては「難問」です。
みなさんも、2週間で50万円をそろえることはたやすいことだとでも考えていない限り、リピート商品だけでお店のラインナップをそろえていくことは難しいのかなと思います。
リピートができるとわかっていても、あえて、買っていない商品があったりするということはこういうことですが、いずれにしても、できるだけ、段階をクリアして解決するつもりではいます。
ちなみに、今回のタイトルでいるSagaとは、「人のサガか」とかいうように、「性質」という意味や、英語のSagaでいう「長いお話」の意味でつかっています。ものごとのヒントは、いつもよりちょっとだけ考えてみるところにあったりしますので、この思いがみなさんに届くことを祈りながら書いています。
それでは、本日も読んで頂きありがとうございました。
いつも読んで頂きありがとうございます。今回の記事は20時間以上かかりすごく大変でした。もし、みなさんが、おもてにみえている部分だけでなく、その中身や、考え方についても思いをはせてくれると僕もこのブログが少しは参考になっているんだなと安心します。そして、また今日も頑張ろうという気持ちになります。