投資信託って、①自分でタイミングを見て買うか、②コツコツ積み立てていくかってスタイルがあるけど。スタートとしては積立投資からした方がいいよって話をしたいなと思います。
それと理由。おそらく、価額が安くなったところで、ドカンとタイミング見て買った方がいいと思うけど、なぜ、積立投資なのも気になるはずなので、ちょっと書いて行きたいと思います。
記事全体の内容:
①投資信託は値段の変動があるけど、積立だとコストが平均になるように買えるので有利
②もちろん、ドルコスト平均法が弱いパターンも知っとくべき。でも。
③一気に買わないのは、ファンドだと、今の値段が安いかどうかの判断が難しいから。それと、予想がはずれて下がってしまったときも買い続けるから、高値づかみがカバーしやすい
④プラス。ほったらかしで楽。値動きの変動のイメージをつかみながら、資産運用の勉強に最適
というわけで、なぜ積立投資からスタートするのがいいのか解説しようと思います。
もちろん、スタートを積立投資からにした方がいいよの理由は、マイナスに傷つかない心。習うより慣れよが重要だから
資産運用で損したらどうしようって必ずあると思うけど、
ファンドの価額。値段の上げ下げって過度におそれる必要はないんだなって、わかってきます。
これなんかそうだけど、
最初は、ファンドでも、けっこう値段って変動するんだなって感覚がすごく重要だし。とくに、マイナスの期間って長かったりもする。でも、毎日値段を見る必要はないです。
資産運用は、コストが有利になるように買っていけば、値段を見るより、量を増やしていくんだなって発想に切り替えればいいんだなってことがわかるから。
ちょっと話が脱線しちゃうけど。資産運用って、積極的に儲けをとりにいくよりも、損をしないことの方が重要です。致命的な損をしないこと。
それは、持ってるものが半分の値段になっちゃうと。取り戻すときに2倍以上あがらないといけないから。
じゃあ、損をしにくいことを言い換えてあげると、結局は、コストと量の増減なんです。あと、知るべきなのは、ゆっくり入れていく(期間)ことと、必ず余力を残すこと(全力でかわない)。
それをひっくるめると、安く買えてると言えます。これは損をしにくいってことだけど、ここをやぶると、イレギュラーが起きたときに、手も足もでない状況がでてきます。
たとえば、信用2階建て。レバレッジ2倍かけて買うとかね。
話を戻しますね。でも、安く買う技術のベースになるやり方の1つが、ドルコスト平均法。積立投資です。
で、積立投資から入った方がいい理由は、実際に持ったときに感じる、値動きの感覚が体にあるよってことと、当たりハズレって、そこまで重要じゃないかもなってことがわかるから。もちろん、大きなトレンドが上げてるか下げてるかは重要だけどね。
でも、その安く買うのすごくベーシックなところにあるのが、積立投資です。
それとドルコスト平均法が万能じゃないパターンも知っておいた方がいいので、簡単に説明しますね。
たとえば、こんな値動きのファンドがあったとします。ジグザグがないからちょっと変だけど。
でも、青もオレンジも、買ったときより値段が上がっているから、プラスになってそうってイメージはあるけど、まったく逆。
下のファンドはプラス。上のファンドを買った人は、まずマイナスです。
ファンドを買ったときに、マイナスになる期間とからんでいるんだけど。マイナスのときって、上げトレンドからちょうど転換するとマイナスになります。あとは、下げ続けてるところ。
ここはあたり前だけど、こうやって移動平均線がそれぞれ内側にあるから、平均コストを、今の値段がわった場合、マイナスになります。
だから、有名なひふみ投信とかでも、今、こういう形を書いているときは、マイナス。この1年で始めた人は、それなりのマイナスになります。
ただ、そうはいっても、ずっと下げ続けるわけじゃないから、上げトレンドとともにプラスになってきます。積立の場合、平均値で買ってるから。
(引用:ひふみ投信運用レポート:https://www.rheos.jp/toushin/about/report/)
実際、3年持ってた人は、32.2%のプラスでしょ?
もちろん、3年前に持ってた人は、ずっと上げトレンドにのってた人だけど、ドルコスト平均法からしたら、下げてるときは量がかえるので、さっきでいうオレンジ線のように、ただ上げトレンドにのってたより有利になります。
全体的にパイが増えてるものに、下がったときに買うのが1番有利なので、完全な下げ相場にならない限り、今、持っている人も、まず、3年以内にプラスになる可能性が高いです。
気になる人は、よかったらこちらの記事も見てみてほしいけど。
いいたいことは、積立投資はコストからみると有利な買い方ってことです。
そう!奈落の底に落ちたところ。一番安いところでドカンと買うのがコストとしては有利。
でも、これって難しくて、ファンドの場合、適切なタイミングってないんですよ。根っこにあるのは、①値段を比較する基準があまりないってことと、②ここは底!って思っても予想はハズレるってところにあるんだけど。
①値段を判断するには、なにかの基準が必要
ファンドの値段って、本当はあってないようなもので。しいていえば人気投票だったり、お金の1万円札と一緒。これは1万円の価値があると信用している人が多いから、その値段になっているってところがあります。
で、この基準ってけっこう難しいです。こうだから、この値段なんだっていいにくいでしょ。
でも、ファンドが持っている株が、今後成長が期待できるけど、今は底をうっているとか。大雑把な判断なんでしょうね。
今は底をうっているっていいにくいから、シンプルに、今後成長していくだろうって予想をして、あまりタイミングをそこまで重視しないってことだと思います。
②予想がハズレても、平均値が安くなるように買ってけばプラスになるから
こっちの方が重要で。市況で思いっきりわるいニュースがでたりとか、自分では底だと思っても、さらにドカンと下げるとか、予想って必ずはずれます。
でも、極端な話ハズレてもいいです。平均値にあわせて安く買っていければ、長期的に「安く買って、高く売れ」になっていくから。
だから、逆を言えば、どんなときも全力で買っちゃいけない。余力を残しておく必要もあるけど。
積み立て投資からスタートするメインの理由って、買った値段のコストが少しでも有利になるよう買うことで、ほとんど技術的なことを排除できて、プラスになる可能性が高まるからです。
それと。
楽なんですよ。1度設定したら、定期で毎月自動で買っていくから。ほったらかし。
資産運用って、値段に張りついているイメージがあるし、実際に、毎日売り買いをする人もいるけど。
積み立て投資は、設定したら、数年間はほったらかしです。長期投資の5年-10年とかを想定しているから。
むしろ、出口戦略で、いつ売るかってことを考えることになります。
なので、投資信託を考えているときは、積立投資からスタートした方が、わかりやすいし、
ファンドの値段の上げ下げってけっこうあるんだな。だけど、短期的なマイナスは、あまり、おそれる必要はなくて平均値が安くなるようになっていればいいんだなってことが勉強になります。
しかも、積立投資はネット証券なら100円からできるので、リスクがこわい。スモールスタートでやりたいって人にも向いてます。
価額が安くなったところで、タイミング見て買うってやり方はあるけれど、でも、積立投資からスタートした方がわかりやすいんじゃないかなって思ってます。
100円から積立投信ができるネット証券は6つ。ちょっとしたポイントも書いてみたので、もしよければ見てみてください。
それでは、また。
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こんばんは。
ランキングより訪問しました。
積立投資はネット証券なら100円から出来るのですか?
参考になりました。