「貯金って、たしかなものってイメージがあるし、投資は損するかも知れない。でも、それって、やる必要あるの」…?
ベースにあるのは貯金だけで準備万端なの?って不安
検討すべきは、できることを増やさなくていいのってところ。
生涯現役を目指すにしても、いつ働けなくなるかがわからない。そんなときに、果実が、20年間かかって、239円で準備万端なの?って。
もちろん、資産が10億円とかある人はいいんですよ。でも、大体がみな仕事を頑張っていて、自分や家族の収入を守ろうとしているけど、けっして余裕じゃない。
そんなときに、
貯金は堅い?!
そんなことないはず。貯金だけだと不安って人もいると思うんですよね。だって、シンプルに普通預金だと増えない。毎月1万円の場合だと、プラスが20年で239円。
※金利0.001%
(参考:楽天積み立てシュミレーション:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)
インフレやATMの引き出しを抜きにしても、これで、おじいちゃんに向かっていっていいのかって。ちなみに、3000万のときは、毎月13万円の積み立てが必要。けっこうこれも大変。
できることを増やさなくては
ベースにあるのってこれです。基本、好き嫌いは別として、勉強せざるを得ない。生き残るため。年金はおそらく70才からだろうけど。
でも、「貯めよう・殖やそう」って思って、勉強すれば、そこまでに得られる「知恵」ってあると思うんですね。スキル。
知るべきは、投資によって得られる知見も「資産」ってところ。
20年間、ボケっと貯金してていいの。それがベース。もちろん、その過程では損もあるはずだけど、どう対処していくかって考え方のところ。
でも、現状、半分は貯金って人が多いのも事実。日本は51.9%ってところがそう。
(引用:金融庁積み立てNISA説明資料:https://www.fsa.go.jp/singi/kakei/siryou/20170203/03.pdf)
アメリカとかが、株式・投信(ファンド)に振り向けているところを見ても、日本だと、資産運用って、大丈夫?損をするんじゃないの?って思いは含まれているはず。
シードアドバンテージで自分のゾーンも作れ。ライバルが多いところだけで戦ってはいけない
僕は、ここがはっきりわかってないけど。2つ意味があるかなって。
大衆と逆のことをする:
①人とは違う果実をもらうのに努力は必要:ルーチンだけでは足りない
②レアな価値を持て:大衆と一緒だと埋もれる。ライバルが多すぎるところだけで戦うな
日本だと、資産運用って、大丈夫?損をするんじゃないの?って、絶対あります。
貯金の割合も、やっぱり、長い時間をかけて一生懸命ためてきた。目減りがたえられないは入ってる。
だって、新卒で入社する。会社で40年ぐらい貢献して、擦りへりながら、もらえるお金が数千万。それは失いたくない。元本が保証されていることも、すごく重要。これわかります。
でも、ホントに、貯金51.9%だけでいいのかって言われたら、たぶん、違う。毎月1万円。40年積み立てると958円利息がつくけど。
40年間。ボケっと貯金してていいの?
ここ不安になります。
投資に向かうお金が、アメリカ・イギリスでは多いってことも確認しましょう。「保険・年金」を赤枠でふくんでいることが気になる人もいるだろうけど。
アメリカ・とくにイギリスなんかは、ここも投資資金に行きます。保険会社とか、公的・私的の年金ファンドマネージャーが運用しているので。
で、20年で、家計が持っている財産って大分かわってきます。
アメリカ 3.11倍
イギリス 2.27倍
日本 1.47倍
歴然!!!
ちなみに、この資料は金融庁が、積み立てNISAを導入したいときに説明した資料だから、そのままとれなくて。アメリカ・イギリスは賃金が上がったから、資産運用に向かったんじゃないの?って考え方もできる。
実際、日本は賃金がちょっとだけ下がってます。
ただ、大きなポイントは、賃金の差がそれをつくってるわけじゃないだろうなって。
下がっているといっても、日本は、ほとんどフラットです。逆に、アメリカ・イギリスがベース15%ほどのアップというのを考えれば。資産運用をした方が、リターンが高くなるって傾向がひろえます。
そう。アメリカと日本との差でも、この20年で、2倍以上、資産が増えてる!
ここではシンプルにいくけど、フランスの経済学者。トマ・ピケティさんの分析が有名です。
「お金持ちの子どもは、お金持ち」ってことを、経済学の言葉で説明した人
「トマピケティ21世紀の資本:r>gの優位性の証明」
もともとは、①資本家と②労働者の構図だけど、マクロでみたときに、お金が入ってくる率。期待値は違うよって。
ようは、お金持ちと、労働者じゃ戦ってるゲームが違う。
断然、①お金を持っている(資本家)が、②雇われて、お金もらっている(労働者)より有利!!ってもの
資本家 > 労働者
イメージしているのは:
①資本家の儲け:4%-5%の間 (rの方)
②労働者の儲け:世界平均1.6%程 (gの方)
(画像引用:https://oneinvest.jp/le-capital/)
200年間分析したら、こういうルールがあるから、格差をどう直そうがテーマの本です。
裏を返せば、資産家が断然アドバンテージがあるんだって考え。
それを、お金が入ってくる率に直すと、こういう言葉になるけど。
r(資本収益率)>g (経済成長率)
r=return:リターン
g=growth:成長
資本家のスタンスでいた方が、ゲームとして有利だって話です。賃金の伸びは、株や不動産とかがうむ投資利回りには勝てない。
もちろん、持ってる資産の大きさはあるんだろうけど、考え方としては、資本家と労働者で、どちらがお金持ちになりやすいのかがわかります。
いちおう、こんな記事を書いてみたので、ピケティの:r>gの式が気になる人は、よかったら見てみてください。
集合知のところ。実際、アメリカと日本との差でも、この20年で、2倍以上、資産が増えてます。
ここは、ひとつのトピックなので後日記事を作りますね。資産運用の対象って、なにが有利なの?ともからむので。
でも、プラスサムって言葉があるけど、基本、S&P500ETFみたいに、パイが大きくなっている。世界の経済成長やインフレの波にのっているものがいいはず。少なくとも、増える可能性が高い。
人生でリスクないものなんかないよ。先進国でインフレじゃない日本。借金をいっぱい持ってるけど。貯金って、本当にノーリスクかな? いちおう、毎月1万円。40年積み立てると958円利息がつくけど。オールOKだと思う?
わからない。だからこそ。ボケっと貯金しちゃいけないって思ってます。たぶん、40年間、なにも検討しないってよくない。ロジックは少なくとも有利。
より有利と自分で判断したものにお金をまわすべきだと思ってます。
たとえば、月収の6倍ぐらい貯金してみて、そこから先はちょっと資産運用に回してみるでもいいはず。
プラス。
「貯めよう・殖やそう」って思ったときに、得られる「知恵」
個人的に、資産運用をすることで、経済に詳しくなるとは思ってないです。本を読んだりすることはあってもね。
でも、「貯めよう・殖やそう」って思うと、株とかでも、もっと数が欲しいなって思ったりするので、結果として、収入を増やす。節約するってことに意識がむくのはメリットだと思ってます。
そのときに、ちょっとしたタイミングで頭が整理されるときがあります。
資産運用の位置づけ:
■①ベースの収入上げる(プラス+)
→ ②でていくお金を救う//節約(マイナス-)
→ ③残ったお金にも働いてもらう(資産運用ってココ)。
あたり前かもしれないけど。こういうことも、自分の頭で整理できることってメリットです。
じゃあ、次はどうしようってときに。やはり、貯金してるだけだと気づかないことも多い。
投資を通じて得られる知見も「資産」だと思ってます。もちろん、今はわからないことも多いけど。ステップバイステップで、できることを増やして、果実が大きくなる。
できることを増やしてくなかで、人とは違った目線に気づくこともあります。
記事を書いた後に、ふと目にとまったけど。3才から株式投資が妥当って考え、すごいなって。
なので、できることを増やしていくってところにポイントがあって。20年間かかって、239円の果実をベースにするのは違うだろうなって思ってます。
もちろん、一生懸命ためてきた。目減りは許せない。ここはすごくわかります。
でも、日本の借金を実質的に目減りさせるために、インフレに向けるかもしれないって考えたときに、全部貯金というのも間違いのはずで。
ある程度から先は、資産運用に振り向けていくのも必要だと思ってます。
少なくても、「貯めよう・殖やそう」って思ったときに、節約する。収入を増やすってことも考え始めるので、
人生100年と言われる中で、投資を恐れるあまり投資をずっとしないこともリスク。ボケっと貯金だけしてていいの?ってことも、ちょっとだけ、考えて見て下さい。
プラス、こんな記事もあるので、もしよかったら。
それでは。