地味だけど、画期的。偶然と必然の間に生まれた「液体ミルク」って、ほんとにすごいんだよ。ここが便利!ってところと。
なんで、今までなかったんだろうってところについて書きたいなって思います。
赤ちゃんのミルク。液体タイプのものが、2019年3月11日に発売が始まりました。江崎グリコのアイクレオ。国内ではじめての赤ちゃんミルク。
スッキリ!ホントは右側だけでいい
ホントは、ミルクと哺乳瓶があればよくて。アイクレオだと、ストローをさして、哺乳瓶に注ぎこむイメージだけど。
このミルクを作るために(赤)、左の3つの水筒が必要になる。粉ミルクにお湯を入れて、ひと肌にさましてあげる。まずは、荷物が楽になるってところ。
ここにある、粉ミルクの軽量だって、キューブをわって入れるタイプでも、画期的だって言われていたぐらい。
1日に2時間30ぐらいかけている人もいる。子どもでなくミルクに
ちょっとミルク職人
このマンガの3枚目もポイント。販売してくれて、本当にありがとうございます。これが多くの人の感想じゃないかな。ちっちゃな赤ちゃんがいるママにこの選択肢は必要。
とくに、深夜になるけど、1日10回母乳やミルクをあげてたりしてて、やっぱり大変。
赤ちゃんのごはんは毎日の一大イベント:1回15分×10回
①お湯をわかしてあげて(3分)。②粉ミルクをまぜてあげ(2分)。③ひと肌まで冷ましてあげる(10分)。この流れで15分。
子どもがいて、圧倒的に時間がない。1秒でも時間を節約したい。こういうなか、お湯をわかしてミルクをあげています。
こういうことを考えると、赤ちゃんにかける手間や愛情というより、ミルクにかける愛情みたいになってる。粉から液体にしてあげるところの手間。ミルク職人になるならそれでいいけどね。
ちょっとした発明だと思ってます。だって、色々な人の困りどころを助けてあげることができます。
ミルクは、赤ちゃんのためのもの。泣いてるとき。お腹が空いたってときに、さっと飲ませてあげられた方がいい。
泣かせっぱなしにすることがないし、お母さんだってストレスフリーになる。もちろん、粉を液体にしただけなんだけどね。
でも、この壁は大きくて。これですよ。普及していけば、男性がミルクをあげることが不自然じゃなくなる。もちろん、粉を液体にしただけなんだけどね。でも、大発明。
授乳室とか調乳室とかズカズカと突き進める男性はいない。プラス。
いいわるいは別にして、粉ミルクを液体にするまでに、男性もビクビクする人はいて、苦手な人は、苦手。
だから、このもとツイート、9.5万回もリツイートされているけど、背景も含めてポイントをとらえていますよね。
乳幼児用液体ミルク アイクレオ 赤ちゃんミルク(125mL×12本)
でも、こういった液体ミルクならストローをさして、哺乳瓶に入れてあげる(40秒)だけなので、基本だれでもできる。それに時間。トータルで1日、2時間ぐらい浮きます。
もちろん、粉ミルクには、コストと保存ってメリットがあるけど。でも、たくさんの人が使うし、値段はまず下がってきますよ。
たとえば、4月下旬に明治もらくらくミルクをだすことを予定していて、値段としては半分のイメージかな。アイクレオが125mlで、同じぐらいの値段(214円ほど)なので。
(引用:明治:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2019/detail/20190313_01.html)
そして、賞味期限はアイクレオが6ヵ月。らくらくミルクが1年になってます。
パッケージは、改良の余地があるんだろうけど。江崎グリコも明治も、ここは、すぐに商品化できることを重視したってことですよね。
こういったところがあるから、色々伸びてくるだろうし、もしかしたら、10年後には主流になってるかもしれない。でも。
これですよね。でも。法律がなかったから。これです。
赤ちゃんの口に入れるものだから、安全が重要だけど、
法律としては、安全性が必要なものって、①基準を作って、②パッケージに必要なことを表示しなさいよって考えでやっています。
①ミルクの中身:成分や、作り方。※厚生労働省
②表示:できた商品のパッケージ ※消費者庁
おおもとは、粉ミルクしかなかった時代に法律ができてるからです。※食品衛生法と乳製品の省令
この動画のシリーズがわかりやすいかな。
さっきみたいに、ミルクって、赤ちゃんの口に入れるものなので、とりわけ安全が必要になってくるけど。食品衛生法で国が基準をつくってねと書いてあって、
ミルクの部分:ちょっと具体的な、乳製品の基準のところは、厚生労働省がルールを作っています。
法律って意味では、「赤ちゃん向けの」液体ミルクは、そもそも、その当時になかったので書いてませんでした。
だから、赤枠のところで「液体ミルク」の定義をつけてあげる。そして、緑のところ。製造方法として、殺菌して雑菌が入らないような製法でつくりなさいよってルールが新たに作られています。
(引用:厚生労働省令:https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/hourei/H180809I0080.pdf)
あとは、パッケージ。使い方の安全面があるので、こういったところに注意してねって表示がつくられています。
コーデックス(CODEX)という世界的な食品規格のルールに基づいているだけだから
体調にもよる。母乳がでない人。でにくい人がいるのは当たり前で。むしろ、自然です。だからこそ。こういった粉ミルクも液体ミルクがあって。
「赤ちゃんにとって最良の栄養は母乳」ってささいなところを気にする必要はまったくないです。
それはね。この表現って。コーデックス(CODEX)という世界規格からもってきているから。
(引用:コーデックスは何か:http://www.n-shokuei.jp/eisei/codex_sec01.html)
母乳が最良か?といったら、おそらくそうじゃないはず。もちろん、科学的なところはわからないんだけどね。
ただ、パッケージとしては、粉ミルクも液体ミルクも一緒です。
これは、コーデックス表示に、日本が合わせてあげないといけないから。
科学的に証明される特別な理由がない限り、コーデックス規格を無視できないというルールがあったりします。
ただ、世界ルールでは、ちょっとした意味もあって。国によって、環境や技術が全然違う。商品として、十分に雑菌が入らないようにするのは難しいって現実もあっての、母乳推奨だと思うんだよね。
なので、世界ルールに配慮してるからが理由。
でも、シンプルに、赤ちゃんのことを考えれば、母乳しかない社会の方が困ってしまうし、粉ミルクも液体ミルクも、たくさんの人が使っているから。
ミルクを使うことが、すごく自然なことだと思っているし、液体ミルクができることで、男性も入りやすくなる。
乳幼児用液体ミルク アイクレオ 赤ちゃんミルク(125mL×12本)
色々、使ってあげることで、社会にひろがるし、赤ちゃんを育てている人の応援になる。色々な場面で贈ってみてもいいのかなって思います。これは必要な人にってところだけど。
これも、きっとそうなっていきますよ。
保育園や、病院。やっぱり量が必要なところってあって、これから、社会に広がっていくはず。ちょっとずつね。
ほんと、そうですよね。でも、今まで、粉ミルクしか選択がなかったんよ。喉がかわいてるのにのはず。そして、シンプルに、販売してくれてありがとう。こうじゃないかなって。
それでは、また。